出版社内容情報
GDP、国債、円高・円安、デフレ・インフレなど、毎日のニュースで耳にする経済事象から最新の行動経済学まで、世界の動きを知るために必要な経済の知識を、中学・高校の教科書をもとに学び直す。一番シンプルに理解できる経済学入門。
内容説明
世間にはびこるトンデモ経済論を一刀両断!仕事や生活に必要な経済学は、すべて中学・高校の教科書に書いてある。「貿易赤字は負け」「日本は借金1000兆円で、一般家庭なら破産寸前」こんな“非常識”にだまされてはいけません!中学・高校教科書の記述と図版を参照しながら最小限の項目を覚えるだけで「経済の本質」をみるみる理解。シンプルな解説で定評ある著者による学び直しの書。
目次
はじめに 中学・高校の教材を学べば、トンデモ経済論は出てきません
第1章 GDPがわかれば国際経済のしくみが見えてくる
第2章 国債は借金であり財産である
第3章 そもそも経済学とは
第4章 マクロ経済学
第5章 ミクロ経済学
第6章 行動経済学
著者等紹介
菅原晃[スガワラアキラ]
1965年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。玉川大学大学院文学部修士課程(教育学専攻)修了。現在、北海道の公立高等学校の教諭を務める。『高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学』が大きな評判を呼び、ベストセラーに。経済学の本質をわかりやすく伝える骨太の解説に定評がある。2015年、経済教育学会賞(経済部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
56
経済学の復習用に購入。図が小さくて見づらかった。いまの中高の教科書にここまで知識が記載されているのね、という驚きはあった。2018/10/11
武井 康則
7
前後を抜き、教科書のごく短い一文を抜き出し、「教科書では、こう書いてあるから、こうだ。」と書いてあるので、なぜ(理由、説明)がなく、結局分からないものは分からない。教科書はずっと同じでなく、中高の授業を受けた時代で内容も表記も経済用語も替わる。また、受験科目の歴史に比べて公民や政治経済はあまり丁寧に教えてもらった覚えがない。結果、適当な一節を抜き出してもそれだけでは分からないし、世間で流布してるトンデモ経済学を打破できない。2018/12/09
Carol
3
前半は、「人間って本当にこの理論の通りに動くのかな?私、当てはまらない気があうるんだが」と思っていたら、後半にそのことについて出てきて、なるほど、と思いました。わかりやすかったですが、本当に基本の部分だけを集めているようで、各ページに出てくる図やグラフはこの本の説明だけだと私には理解ができないものもありました。もっとちゃんと勉強しないといけませんな。それにしても、昔と違って今は情報伝達も速いし、消費者の選択の幅も無限に思えるほどたくさんあるし、「今の経済」を理論立てするのはものすごい大変なんだろうなぁ。2018/08/19
Kooya
2
中学や高校の教科書・資料集を土台として経済学全般を解説した本。テーマ毎に「政治・経済」や「現代社会」の教科書等の記述が引用され、内容を深掘りするという形をとっている。「Y≡C+I+G+(EX-IM)」はあくまでも恒等式であり、明確な因果関係はないということを示している点は良かった。また、財市場における価格は需給の双方が相まって決まるとするマーシャルの考えを提示していたのは勉強になった。(コメント欄に続く)2023/02/17
数太郎
0
中学・高校の教科書のエッセンスを編纂して、現代経済学を概観。いまどきの教科書は最新の理論をわかり易く語っているのですね。2024/08/10
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