朝日新書
地銀・信金ダブル消滅

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022737748
  • NDC分類 335.35
  • Cコード C0234

出版社内容情報

【社会科学/経営】マイナス金利で収益が悪化し、地銀再編が待ったなしだ。しかし「県内1・2位連合」が公取委に待ったをかけられるなど暗雲が漂う。地銀は30程度に集約されるとする著者が、視野を広げた再編を具体名付きで予想。新たに信金再編も解説。

津田倫男[ツダミチオ]
著・文・その他

内容説明

収益悪化で再編待ったなし。地域金融機関の運命は?合併・統合を実名で予想!地銀・第二地銀、信金・信組は「150」に激減!?地銀は「県内」「近隣」の従来型から新型再編まで、信金は激戦区を中心に、それぞれの再編模様を探る。長崎で県内合併に待ったをかけた公取の動きを分析、「金融庁vs.公取」の今後も予想する。金融界を震撼させた『地方銀行消滅』第2弾!

目次

はじめに 地域金融機関が「ゆでガエル」にならないために
第1章 追いつめられる地域金融機関
第2章 金融庁vs.公取
第3章 地方銀行、再編の基本形
第4章 信用金庫も動き急―「260」が「60~70」に
第5章 「新型再編」なら、こうなる
第6章 地域金融機関の未来予想図
終わりに 銀行がいらなくなる日

著者等紹介

津田倫男[ツダミチオ]
企業アドバイザー。1957年、松江市生まれ。一橋大学、スタンフォード大学ビジネススクール卒業(MBA取得)。都市銀行、外資系銀行、ベンチャーキャピタルなどに22年間勤務後に独立。M&A、新規事業開発、海外進出など企業への総合助言業務を行っている。著書多数。雄多圭佑という筆名での電子本もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

101
この本で地銀・信金のステークスホルダーとして登場するのは、当の地銀・信金の経営陣、従業員、行政(金融庁・公取)と日銀だけ。読み終えても「地方の金融機関がヤバいのはよく分かった、それで?」という印象だった。預金者・融資先・株主・銀行業新規参入者の視点で見ると読むべき点はあまりなかったと思う。最近の地銀ではGoogle検索のセミナーをやっているとか。本には書かれていなくても中小企業の方にも顔を向けて商売しているんだなぁと感じる。個人的にはそういうことも知りたかったんだけど。2019/01/22

KAZOO

98
少し前に「地方銀行消滅」という同じシリーズで出されていましたが、最近の動向を入れて書きなおされたようです。今後の状況を考えるとあながち架空物語とは言えなくなりそうです。金融庁もかなり規制を緩くする方針を示していますが、何かを行わなければならない金融機関が増えていると思われます。フィンテックやRPAなどという小手先のことよりももう少し抜本的な地方創生・高齢者対策を考えていくべきでしょう。みずほが投資銀行を目指してリテール銀行部分を売るというのには驚かされました。元興銀の本音が出てきたのでしょうか?2018/09/16

中島直人

11
(図書館)中規模以下の銀行、信金信組に関する憶測を書き散らす、という印象。まさに当たるも八卦、当たらぬも八卦、はてさてどうなることやら楽しみです。2018/11/07

記憶喪失した男

7
地銀と第二地銀はいまは117ある。信用金庫は261だ。現在、決済サーヴィスが注目されているが、都銀5つがますます発展すると思われ、百分の一の預金残高しかない地銀や第二地銀、さらに信用金庫も、合併がつづくだろうという見通しだ。その道は困難で反対もおおいだろうが、銀行再編は来たるべき未来にさけてとおれないだろう。信用金庫も東京などの信用金庫は規模が大きく、まだ利用者が多いらしいが、銀行や信用金庫の合併をすすめた方が日本人の暮らしやすさのためだろう。2000年に信用金庫は330あったので十八年で70減っている。2018/08/21

Arata Sato

2
願望半分なんじゃないか?と思って読み進めてたけど、あとがきで筆者自身がそれをやや認めるような記述があった。細かい部分の予想はともかく「本来の融資と為替をちゃんとやれ」というのは納得。2019/04/06

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