出版社内容情報
自分が性的少数者であることを、打ち明けること──それは自己を引き受けると同時に必然的にわたし/あなたの関係の再構築を要請する。ときには関係の破綻に至ることを覚悟しながら、人は「告白」する。「再?関係」をめぐる葛藤を、実例に沿って描く。
内容説明
自分が性的少数者であると打ち明けること。それは必然的にわたし/あなたの関係の再構築を要請する。拒絶されるかもしれない。でも、本当の自分を受け入れてほしい―躊躇いながらカミングアウトを決断した人たちと、その家族。両者の葛藤の先に何が待っているのか。8つのストーリーから探る、カミングアウトの現在。
目次
1章 出会う―性を考えるための基礎知識(カミングアウトは、「新しい出会い」;「同性愛は精神病?」―40パーセントが、「わからない」と回答 ほか)
2章 共有する―カミングアウトする「理由」(異性愛者はカミングアウトしない;異性愛者と誤解されること ほか)
3章 向き合う―打ち明けられた側の戸惑い(家族ゆえの難しさと大切さ;描いていた未来像とのギャップ ほか)
4章 ともに変わる―関係の再構築へ(自他の変化としてのカミングアウト;承認される関係の拡大 ほか)
5章 あなたから世界へ―誰もが生きやすい社会(法や制度はなぜ重要か;外国人の在留資格 ほか)
著者等紹介
砂川秀樹[スナガワヒデキ]
文化人類学者・博士(学術)。1966年、沖縄県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科満期退学。1990年よりHIV/AIDSの民間活動に参加し、94年より「ぷれいす東京」で活動。2000年に「東京レズビアン&ゲイパレード」(後の東京プライドパレード)の実行委員長、05~06年、09~10年に同パレードの母体団体TOKYO Prideの代表を務めた。2011~16年、沖縄でLGBTに関する市民活動を行い、13~17年、「ピンクドット沖縄」を共同代表として実現(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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