朝日新書<br> 語り継がれた西郷どん―発掘!維新スクラップブック

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朝日新書
語り継がれた西郷どん―発掘!維新スクラップブック

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  • サイズ 新書判/ページ数 313p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022737557
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

出版社内容情報

【歴史地理/日本歴史】西郷隆盛を中心に幕末から西南戦争までの薩摩士族や、その伴侶らの証言を発掘し、同時代人の肉声から「西郷とその時代」を浮き彫りに。著者は古書店で偶然、明治維新の立役者らの記事を集めた明治の新聞スクラップブックを発見した。その驚きの中身とは。

一坂太郎[イチサカタロウ]
著・文・その他

内容説明

東大赤門前の古書店で偶然、著者が見つけた、古びた一冊の新聞スクラップブック。そこには、生麦事件や薩英戦争を戦い抜き、西郷や大久保利通と直接話した人たちの証言が詰まっていた。同時代人が語るリアル西郷。

目次

第1章 薩英戦争体験談(生麦事件の憶い出―久木村知休;十七の初陣―児玉利鈍 ほか)
第2章 西郷隆盛はこんな人だった(大島謫居の南洲翁―山本混沌;西郷南洲翁 英雄の面影を偲ぶ―桃園生 ほか)
第3章 西郷隆盛賛歌(偉大なる南洲翁―枢密顧問官 子爵 高島鞆之助;情に厚く義に強かりし南洲先生―元帥 海軍大将 伯爵 伊東祐亨 ほか)
第4章 戊辰戦争体験談(春日艦を買った前後―松方正義(戊辰当年三十三歳)
難戦苦闘の白河関―樺山資紀(戊辰当年三十一歳) ほか)
第5章 女たちが語る明治維新(西郷糸子夫人のこと;西郷家 武に帰住 代々の遺訓あり ほか)

著者等紹介

一坂太郎[イチサカタロウ]
1966年、兵庫県芦屋市生まれ。幕末維新史研究家。大正大学史学科卒。萩博物館特別学芸員、至誠館大学特任教授、防府天満宮歴史館顧問、春風文庫主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

82
大河関連本の割に読メのuser数が少ないが、勿体ない。みんな読めばよいのに。この本は幕末研究者の著者が古書店で見つけた幕末薩摩関係者の回顧録(鹿児島新聞掲載のもの)のスクラップブックから出来上がったもの。後書きによると二人の作家に借りパクされた貴重な物である。経験者や目撃者が語る西郷隆盛と維新の薩摩。むかしむかし人命は軽かった。「異人を斬ってみたいなぁ」と考えている15の少年(実際に斬る)や面白半分で戦う戊辰戦争の青年武士、斬った相手の口に斬ったチンポコを突っ込む西南戦争の西郷軍。西郷どんは立派だが。2018/04/09

六点

70
他の方のレヴューにある通りの、明治維新薩藩武士(以外にも多数の証言あり)の維新回顧談である。維新150年や大河ドラマ『西郷どん』関連本として出されたのであろうが、それだけに留まらぬ価値がある。後書きに、小説家に借りパクされた事を書いておられるが、この珍しい史料に狂わされた方のお名前を是非とも承りたい所である。2022/04/23

えぬ氏もわるよのぉ

11
生麦事件の刀の話が興味深かった。英国人を斬ったときに曲がってしまったが、一晩たったら元に戻っていたという。曲がった日本刀が自然に直る話はほかの本でもいくつか読んだことがある。この刀は戊辰戦争でも斬り合いに使ったが、一度曲がった刀は曲がり癖がついてしまって、たびたび曲がったという。これも別の本でも読んだことがある。西郷隆盛の肖像画の話もあったが、肖像画は隆盛の実像を伝えていないという説もあるが、実際に会った人が画家に注文を付けて描かせているのだから、まるっきりかけ離れているということは、やはり無いだろう。2022/05/20

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