出版社内容情報
インドの地と民話の世界を、インドの人びとのくらしとともに、いきいきと再現する民話集。生きる知恵とユーモアがあふれています。(F-8)
<読んであげるなら>---
<自分で読むなら>中学生から
内容説明
インドの地と民話の世界を、一歩一歩歩いてきた筆者の手によって、土の匂いをそのままに残すインドの民話が集められました。収録された民話と筆者のつづるエッセイ、インドの人びとが自ら語る自分たちのくらしぶりは、生きる知恵とその土地土地の生活の息吹きであふれています。中学生以上。
目次
インド北部(ウッタル・プラデーシュ州)の人びとの話
インド北部(ビハール州)の人びとの話
インド南部の人びとの話
インド北東部の人びとの話
インド中部の人びとの話
インド北西部の人びとの話
インド西部の人びとの話
インド少数民族(サンタール族・アオ=ナガ族・シェルドゥクペン族・タグサ族)の人びとの話
著者等紹介
長弘毅[ナガコウキ]
1934年、福井県生まれ。1958年、インド政府の奨学生としてインド留学(~63年)、言語と文学を専攻。1977年以来、機会あるごとにインド各地の農村の語りの場を訪ね、民話収集のフィールド・ワークに従事。1981年、その成果の一部を『語りつぐ人びと2 インドの民話』(福音館書店)にまとめる。現在、富山国際大学人文社会学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツユキ
4
インド神話の本を探していましたがが、見つからず、民話も面白いな、と。作者がインド各地で採録した民話の他、インドの人々自らの話や、作者のエッセイも収録されていて、読みごたえがありました。インドは広く、複雑なんですね。色んな話が読めて、面白かったです。日本の昔話や、この前読んだケルトの本にも似たようなのがあって、不思議だな。福音館文庫の昔話のシリーズ、他のも読みたい。2018/12/10
なー
1
インドの地名、人名がこんなに正確にカナ書きされてる本は初めて見た。まさかの高クオリティ。 たまに誤植もあったけど。2016/01/14
まっちゃ
0
昔話は国は違っても似たようなお話しがあるから興味深い。インドって言っても大きいし階級だけじゃなく農村と街では格差が大きいって、どこも一緒なのかな~。2015/03/08
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