出版社内容情報
休んでも取れない疲労感は、自律神経が疲れている証拠。気が張ると一瞬忘れるが、放置していては健康があぶない。食事、睡眠、仕事の段取り、オフの過ごし方──ちょっとしたことがグッタリとスッキリの大差を生む。疲労医学の専門家が正しい回復法を伝授。
内容説明
休んでも取れない疲労感は、自律神経が疲れている証拠。気が張ると一瞬忘れるが、放置していては健康があぶない。食事、睡眠、仕事の段取り、オフの過ごし方―ちょっとしたことがグッタリとスッキリの大差を生む。疲労医学の専門家が正しい回復法を伝授。
目次
第1章 なぜあなたはいつも疲れているのか
第2章 気付いたときには遅い、「隠れ疲労」の恐怖
第3章 疲労大国ニッポンと、休むのが下手な日本人
第4章 食事で疲れに強い身体を手に入れる
第5章 疲労は質のよい睡眠でしか回復しない
第6章 疲れをためない仕事術
第7章 疲れない習慣をつける
著者等紹介
梶本修身[カジモトオサミ]
1962年生まれ。医学博士。大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授。東京疲労・睡眠クリニック院長。大阪大学大学院医学系研究科修了。2003年より産官学連携「疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
151
休んでも眠っても疲れが取れない。それはあなたが思っている以上に神経が疲れているから。目の前のことに追われているときは、身体が訴えている疲労を感じづらい。…例えば飽きることも脳が疲れているサイン。同じ箇所に負荷をかけ続けず小休止しましょう。集中と緊張は疲労を隠します。働いて働いて慢性疲労症候群にならないよう、疲れに敏感になりましょう。習慣や心がけを少しずつ変えると、一日の疲労感が変わってきます。…現代を生きる人は、急激な社会変化に遭遇し、過酷で無理を強いられ、疲れるのも当然です。幸せ感、直感、感覚を大切に。2019/07/18
kinkin
98
自分はよく寝るほうだ。何もやらなる気が出ないときは9時頃に布団にはいることが多くなってきた。しかし朝は七時頃に目が覚める。快眠感がほとんどない。ぼんやりして朝食を食べる。そして休日はほとんどうとうと過ごす。本を読んでいる途中も眠ってしまう。隠れ疲労というのは疲労感がなくても実は疲労していることに気づかずに日々過ごしているとのこと。だから長時間の睡眠が疲労克服にないらしい。夜に出回る滋養強壮の飲料も疲労を治すとは書いていない。飲んでスッキリするのも気のせいか。図書館本 2023/02/15
デビっちん
37
疲労と疲労感は異なるという説明から始まり、スタミナ食、栄養ドリンクでは疲労は回復しないことが医師の立場から解説されていました。脳が疲労感を感じさせ、そのフィルターが正常に働かなくなると本当の疲労を察知できなくなってしまいます。疲労回復の方法や栄養素、仕事の仕方なんかも解説されていましたが、幸せを感じることで疲労が軽減されるということが印象的でした。幸せになれば疲れにくくなるんですね。2017/12/19
❁Lei❁
23
目から鱗な情報が盛りだくさんでとても面白かったです!ネットで聞き齧った情報の解説もあり、色々な知識が繋がりを持って理解できました。疲労回復のポイントは食と睡眠。では何を食べれば、どのように寝れば良いのか? このことに重点を置いています。また、疲労度チェック、睡眠障害チェックもあり、今の自分の状態を見直す良い機会にもなりました。この本は、学校で行うビブリオバトルの課題用に購入したのですが、我ながら良い本を選べたと思います。2017/12/26
uD
15
梶本さんの本は3~4冊目。簡潔に要点がまとめられていて今までで一番わかりやすい内容でした。 なんと初っ端(第一章)からまとめに入っていて、第二章以降を読むのにも役立ちます。 興味深かったのは「地球上のあらゆる生物の中で“過労死”するのは人間だけである」こと。疲労感を覚えたら無視せず、素直に休むというのが生物として普通の反応です。命を失うほど疲労を溜め込んでしまう人間は疲労感に気づいていない、それが「隠れ疲労」。 「身体が訴える疲れのサイン」「大間違いの疲労回復法」はすべて暗記しておきたいレベル。2018/10/22