朝日新書<br> 「超」実用的文章レトリック入門

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朝日新書
「超」実用的文章レトリック入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 263p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022737137
  • NDC分類 816
  • Cコード C0295

出版社内容情報

【文学/日本文学評論随筆その他】うまい、面白い文章を書く人が駆使している「技法=レトリック」。比喩、列挙法、省略法など、「レトリック」を交ぜるだけで、たちまち「魅せる」「伝わる」「わかりやすい」文章に。元雑誌編集長が、読み手の共感を呼ぶ書き方を伝授。

加藤明[カトウアキラ]

内容説明

「いい文章」ほど、レトリックが駆使されている!読む人を飽きさせない、元週刊誌編集長の文章塾。直喩・暗喩・挿入法・擬人法・奇先法・誇張法など、さまざまある「レトリック」を少し取り入れるだけで、「おやっ」と思わせる、意外性ある文章に。文章の「センス」が磨かれる、とっておきのワザを伝授!

目次

第1章 レトリックの戦場から
第2章 簡単で頻度が高いレトリック
第3章 人を惹きつけるレトリック
第4章 現代を映し出すレトリック
第5章 何かに喩えるレトリック
第6章 小技のレトリック

著者等紹介

加藤明[カトウアキラ]
1951年、福岡県生まれ。著述業。早稲田大学露文科卒。77年、朝日新聞社入社。社会部の遊軍記者として活躍し、「週刊朝日」編集長、朝日新聞論説委員として夕刊1面コラム「素粒子」を担当。2011年定年退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そんれい

10
読書メーターを始めて、いろいろな人の感想を読むと、読み手によって、こんなに受け取り方が変わるんだなと分かったし、自分が表面的な理解しか出来ていないことも分かった。 この本は、簡単に使えるレトリックから、具体的な例をエッセイなどの事実を書いた本より抽出して提示し、普通の文章でどのように使うかを教えてくれます。テクニカルなことを多少でも知っていれば、著者がなぜここでこの表現を使うのか、という「気付き」が生まれるのではと期待しています。 あなたはどう思いますか?(問い掛け法)2019/02/19

Happy Like a Honeybee

7
エッセイの三例法。一に表現、二に構成、三に内容。 オノマトペを活用して、心理作戦。 テンポ良く読めます。リズミカルな構成。2017/09/03

Kentaro

6
野口英世の母シカさんは米国で研究所に在籍し、12年も帰国できなかった息子に対して、死ぬ前に一目会いたいと送った手紙が秀逸でした。 はやくきてくたされ、はやくきてくたされ、はやくきくたされ、はやくきてくたされ。いしよのたのみて。ありまする。 と、魂の叫びのような反復法が使われているのです。 貧農の生まれで子供の頃満足に読み書きを習っていなかったシカさんがレトリック技法を知って使ったとは思えません。 どうしてもこの事を理解して欲しい。そういう気持ちがレトリック技法を生み出すのでしょう。2018/08/11

浅野公喜 コウキシャウト

4
様々な書籍の名文を例に挙げつつ、丁寧にレトリックを解説。序盤こそ「当たり前」な表現が多めですが、中盤以降はさり気無くも割と高度なレトリックも紹介されており、これらをちゃんと意識することで少しでも自分の文章力が豊かになる事を願うばかりです。2021/08/09

Ein

4
誇張されたタイトルは如何にも週刊誌の編集長然としているけれど、中身を見れば親切かつ平易に各種レトリックを説明した分かりやすく為になる一冊だった。一体に修辞なんてものは無意識的に使っているもので、それがこの本を読むと今まで漠然と振り回していた表現が体系化され整理されてくる。繰り返し紐解いていくことで多彩な表現を操れるようにもなるだろうし、小説やエッセイの文中に出てきたレトリックがどのような意図で使われているのか見抜けるようにもなりそうだ。2019/10/17

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