出版社内容情報
【文学/日本文学評論随筆その他】非正規雇用が4割に達し、日本の労働環境は過酷さを増す。重い負担と責任を押し付けられる非正規社員。低待遇なのに「正社員なんだから」とブラック労働を課される「名ばかり正社員」の激増。安心・安定の象徴だった「正社員」が危機に瀕している。緊急警告!
竹信三恵子[タケノブミエコ]
内容説明
いまや、日本で働く人の4割が非正規雇用―。契約やパートだけに責任を押し付けられる現場が増えている。どれだけ会社に貢献しても、時給換算では最低賃金なみ、ヘタすると雇用保険もない「名ばかり正社員」も問題だ。雇用流動化の政府方針に沿うように、正社員追い出しビジネスは絶好調。人生の安定を担保する「正社員」が危ない!
目次
第1章 正社員が消えた職場
第2章 「正社員」を支えてきたもの
第3章 社員なんだから―高拘束の独り歩き
第4章 正社員追い出しビジネスの拡大
第5章 「働き方改革」にひそむワナ
第6章 「正社員消滅」を乗り越えるために
著者等紹介
竹信三恵子[タケノブミエコ]
東京都生まれ、和光大学現代人間学部教授。1976年、朝日新聞社に入社。シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員などを経て2011年から現職。『ルポ 雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)、『ルポ 賃金差別』(ちくま新書)など多数の著書がある。2009年に貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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