朝日新書<br> 生きることは闘うことだ

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朝日新書
生きることは闘うことだ

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022737083
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

【文学/日本文学評論随筆その他】自分の人生を生きるのに誰に遠慮がいるものか──。個人とは? 社会とは? 家族とは?国家とは? そして、孤独とは? 社会の偽善を看破し、全編4行のツイートで「生きる意味」を問う、孤高の作家のプロテストソング。読むだけで勇気が湧く魂の言霊、ここに誕生!

丸山健二[マルヤマケンジ]

内容説明

人生が楽しいなどとは幻想だと、なぜまだわからないのか。理不尽かつ残酷なこの世で生者であらんとするなら、いかなる困難も排して未来へ駆けこんでゆくための情熱が必要だ。群れずに生きる作家のプロテストソング。

目次

1 個人と社会の闘いとは(個人とは;社会とは)
2 家族や国家を過信してはならない(家族とは;国家とは)
3 精神と心を育むものとは(精神とは;心とは)
4 孤独を恐れてはならない(孤独とは)

著者等紹介

丸山健二[マルヤマケンジ]
1943年長野県生まれ。66年「夏の流れ」で文學界新人賞、芥川賞を受賞。68年に長野県大町市に移住、独自の執筆活動を貫いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

呼戯人

16
丸山健二による四行のアフォリズム集。個人の自由をかけがえのない宝とし、現代日本の堕落と腐りを容赦なく暴いてゆく。「言うまでもなく、精神の核を成すものは自由であり、個人の自由の中にしか真理の結晶は発見できず、そこから高い強度の信念が生まれ、主張すべき事柄が派生し、心的世界に多彩な光景が生み出され、自身のなかで豊かなものが増やされ、短い生涯のなかであってもときとして永遠の生動が感じられる。」2017/06/12

kubottar

14
安穏とした日々を願うことすら間違っている。生きることは日々戦うことだ。厳しいご意見かもしれませんが、その前提を無視したりごまかしたりすると、取り返しがつかないことになる。2021/07/22

FK

4
途中でようやく気が付いた。一つの文章の塊が140字で書かれている。つまり「ツイッター」の形式。プロの作家の力量を見せつけられるようだ。読書メーターに登録しようとしたところ、写真があり、その帯の広告に「ツイート」と。図書館本なので、帯はなく分からなかった。(どうして腰巻を取り去ってしまうのだろう。)さていつもの事ながら、氏のエッセイの文章には刺激を受ける。一読しただけでは本当は分からないとは思いつつも、ひたすらまず全文に目を通した。様々なことを考えさせてくれる。これまでの私の生き方について、考え方について。2017/07/10

K子

3
★3。マルケンのエッセイ。というかこれ、ツイッターで投稿したものをまとめたやつですよね。生きることは闘うことだ。まさにタイトルの通りだと思います。その、生きること=闘うこと、を具体的に描き出したのが、マルケンの小説諸作品だと思います。何者とも馴れ合わず孤高を貫く生き方を描いた小説は、自分が読んだ限りではどれも傑作だし、またマルケン本人もそういう生き方を実践していて、確かにすごいなとは思います。 2018/07/06

ばろやん

1
ある角度では真に正しいが、ある角度から見たら本当かなとも思う。図書館本であったが、購入して何度も読み返さないといけないなと思う。2017/10/01

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