朝日新書<br> 大奥の女たちの明治維新―幕臣、豪商、大名 敗者のその後

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朝日新書
大奥の女たちの明治維新―幕臣、豪商、大名 敗者のその後

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  • サイズ 新書判/ページ数 231p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022737052
  • NDC分類 210.61
  • Cコード C0221

出版社内容情報

【歴史地理/日本歴史】江戸城無血開城の日、幕府に続き大奥も消滅した。しかし、御殿から去った篤姫や和宮、数百の奥女中たちはその後も懸命に生き抜いた。失業した3万余の幕臣や家族も同様だ。大政奉還から150年。語られてこなかった「敗者の側の明治維新」に迫る。

安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]

内容説明

幕府が瓦解したあと、徳川に連なる人々は、どう生き抜いたのか!?篤姫の執念、津田梅子の情熱、江戸っ子の心意気、リストラされた旗本・御家人たちの悲喜劇―。これまで語られてこなかった維新史に新たな光を当て、日本の夜明けの真実に迫る!教科書には載っていない「もう一つの維新史」

目次

第1章 篤姫が住んだ大奥とはどんな世界だったのか
第2章 失業した三万余の幕臣はどうなったのか
第3章 将軍家御典医・桂川家の娘が歩んだ数奇な運命
第4章 日本最初の帰国子女、津田梅子の奮戦
第5章 東京に転居した大名とその妻はどうなったのか
第6章 東京の街は、牧場と桑畑だらけになった
第7章 江戸を支えた商人や町人はどうなったのか

著者等紹介

安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
1965年、千葉県生まれ。歴史家。文学博士(早稲田大学)。江戸をテーマとする執筆・講演活動を展開。「JR東日本・大人の休日倶楽部」「東京理科大学生涯学習センター」など生涯学習講座の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

33
大奥の女たちはあまり出てきません。「徳川家の大リストラ」ってタイトルにした方がよかったかも。明治維新で負けた側のその後ってテーマは面白いけど、ちょっと浅く広くってかんじだったかなー。津田梅子は徳川家と親戚だったそう。山川捨松と津田梅子でNHKさん大河ドラマやってほしいなー。朝ドラでもいいけど。2017/05/18

Kentaro

23
維新後、殖産興業という合言葉が文明開化の経済的裏付けとして叫ばれ、新しい技術、新しい産業の振興が奨励されると同時にその潮流にのってうまい汁を吸えたものとそうでないものが分かれた。 その掛け声に乗った流行のひとつが養兎でした。政府の奨励もあり士族たちが持ち金をはたいて種兎を購入し、屋敷を飼育場として養殖させ、増えるは増えるはで、兎が大繁殖したものの、士族の商売と揶揄されるように、肉や皮を利用することも知らず、貧乏士族を増殖させたに過ぎなかった。こうして市中の鬱積した不満が西郷人気に繋がった。2019/03/23

Cinejazz

15
大政奉還から徳川幕府が消滅に至る「明治」という新しい時代づくりの裏には何があったのか? 幕府が瓦解したあと、德川に連なる人々は、どう生き抜いたのか? 徳川存続に執念を見せた篤姫、日本初の帰国子女・津田梅子の奮戦、渋沢栄一に象徴される静岡藩士の引き抜き、幕臣たちの屋敷が牧場となった東京の町・・・明治の世をつくったのは、「薩長」ではなく、敗者の「悔し涙」と「意地と情熱」が、維新の原動力となった。 2023/02/02

すきま風

9
ちょっとだけ天璋院の話。その他は教科書ではほとんど語られない江戸時代が終わったあとの明治の姿が語られている。江戸が牧場と桑畑だらけになっていたことや徳川幕府の家臣たちのその後の生活など、確かに歴史書でも滅多にお目にかからないことが書かれていて、興味深かった。しかしこの手の本の固さというか、読みにくさはどうにもならないものなのかなあ。。このへんの単元が好きな人は楽しめるかもしれません。2017/08/06

真理そら

6
大奥を出た後の膨大な数の女たちののその後の話かと思って読んでみたが、そうではなかった。2017/12/10

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