出版社内容情報
【社会科学/社会】低福祉、格差社会のアメリカだが、貧困老人に関しては年金や支援制度が手厚い。日本のように40年まじめに働いた人が年金で生活できないことはありえない。全米を徹底取材。なぜ、日本の老人は不幸なのか。取り入れるべき支援制度は。新しい問題提起が満載。
矢部武[ヤベタケシ]
内容説明
低福祉の格差大国アメリカよりなぜ日本の「下流老人」は悲惨なのか?アメリカの福祉は、こと貧困老人に関しては手厚い。十分な年金や生活扶助、住宅補助に支えられて彼らは前向きに人生を楽しんでいる。対して日本は…。全米の貧困老人やその支援体制を取材しながら、日本の社会保障や貧困対策の問題点を浮き彫りにする。高齢者が幸せに暮らすための新しい提案が満載!
目次
第1章 人生を謳歌する米国の下流老人(米国の高齢者は不安が少なく、幸福度が高い;「フードスタンプ」をもらい、ボートに住む ほか)
第2章 最後は国が助けてくれる安心感(中流から下流に転落する人たちの不安;米国の中流老人の年金は結構手厚い ほか)
第3章 日米社会「温かさ」の差(NPOが「福祉機能」の一端を担う;低所得者の生活と命を守るNPO ほか)
第4章 世界一孤独な日本の老人(下流老人は社会的に孤立しやすい;凄惨で痛ましい「孤立死の現場」 ほか)
第5章 老人の幸せを米国から学ぶ(米国の支援制度から日本が真似できること;日本の社会保障制度は効率的でない ほか)
著者等紹介
矢部武[ヤベタケシ]
1954年埼玉県生まれ。ジャーナリスト。1970年代半ばに渡米し、アームストロング大学で修士号を取得。帰国後、米紙『ロサンゼルス・タイムス』東京支局記者等を経てフリーに。現在は日米を行き来しながら、高齢化や社会問題などをテーマに取材・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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