内容説明
辞めるのは、まだ早い!法律はあなたの味方です。毎日一生懸命働いても、上司になじられ、給料は上がらず、ある日突然リストラに…。そんな過酷な日本のサラリーマンの悩みに、弁護士が簡潔、丁寧に答えます。
目次
第1章 パワハラ上司、セクハラ上司
第2章 職場環境
第3章 休暇、ノルマ
第4章 有期雇用、派遣
第5章 リストラ、解雇
第6章 賃金
第7章 会社の掟、ルール、規則
第8章 病気、心の病、女性、妊娠、出産、国籍
第9章 労働組合
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
76
★★★図書館本。一度は読んでもいいかな、という感じ。読了後、タイトルの「7割は」という数字が妙に説得力を感じた。7割は一見すると多いように感じるが、もしもタイトルを「会社で起きている〝トラブルの〟7割は」という読み取り方をするならば、トラブル全体の3割は法律におさまっている可能性がある、と言い換えることもできる。あくまで私個人の感覚だが、会社で起きるトラブルの多くは人間関係によるものだと思っている。それらを静観し、いかに客観的に事実を整理して問題点を明らかにしていけるか、そんな力を身に付けたいと思った。2016/12/28
ユウユウ
28
もう少し軽いのりのものを想像して手に取りましたが、新聞の連載がベースということで、断片的かつ固めの印象。参考になることも多かったです。2018/07/20
更紗蝦
14
朝日新聞朝刊掲載の『働く人の法律相談』というコーナーをまとめたものです。裁判例を出しながら労働法を説明しているので、とても理解しやすいです。この本を読んで思ったのは、「雇用者に労働法を守らせるには積極的に労働者が訴えていくしかない」ということと、「雇用者が労働法を守らないことで受けるダメージ」と「労働者が泣き寝入りすることで受けるダメージ」を比べたら後者が圧倒的に大きいということです。とはいえ、「訴える労力」と「訴えたことで得られるもの(未払い賃金や賠償金など)」を比べると、前者が大きいという問題が…。2018/02/27
としP
13
労働者の出退勤時間を管理すべき。出来ていなければ、労働基準監督署に申告し、是正を求めるべき。①会社側が実際に確認して記録する。②IC カードやタイムカードなどの客観的な手段で確認する。いずれかの方法が挙げられる。2018/03/11
Mik.Vicky
7
被雇用者として労働関係法令を破られたこともあるが、被雇用者の上司として破らないようにしなければならないと感じた。ひどいブラック企業で働く人はぜひ読んでおいたほうがいいと思う。2017/10/17