出版社内容情報
【社会科学/経済財政統計】「2年で2%の物価上昇」を目標に始まった黒田・日銀の異次元緩和。2015年春の「期限」が近づくにつれ、目標達成を疑問視する声が強まっている。最悪のシナリオは、国債暴落→長期金利の急騰。見えない出口にもがく日銀を、No.1ウオッチャーが鋭く分析する。
内容説明
異次元緩和で「ルビコン」を渡った日銀。事実上の「国債直接引受」に市場は警戒感を強める。超緩和の先にある「破局」は避けられるのか。それでも「2%インフレ」は必要なのか。金融政策にフリーランチはない。時間稼ぎはどこまで通用するのか?国債暴落の危険性は?いまだかつてない量的質的緩和策の結末を、No.1日銀ウォッチャーが大胆に読み、警告する!
目次
序章 「ルビコン」を渡った日銀
第1章 1周遅れの危ういインフレ目標
第2章 異次元緩和策の効果
第3章 マネタリー・シャーマンになった中央銀行総裁
第4章 財政ドミナンスの脅威―ジンバブエの100兆ドル紙幣
第5章 アベノミクスのモデルになった高橋是清のリフレ政策
第6章 ホテルカリフォルニア化を避けられるか?
第7章 「成長の天井」を押し上げる
著者等紹介
加藤出[カトウイズル]
東短リサーチ社長、チーフエコノミスト。1965年生まれ。横浜国立大学卒業。短期市場のブローカーとエコノミストを2001年まで兼務。マネーマーケットの現場の視点から各国の金融政策を分析している。日銀ウォッチャーの第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
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Sato1219
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