朝日新書
戦争のできる国へ―安倍政権の正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 310p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022735553
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

【社会科学/政治】日本版NSC、特定秘密保護法、集団的自衛権の行使解禁に明け暮れた2013年、行きつくのは「戦争のできる国」。そしてその裏には財界の思惑がある……。安倍政権の正体を自民党憲法改正草案から読み解く渾身のルポ。平和と平等を、あきらめてはいけない!

内容説明

グローバル・ビジネス大国を目指し「戦争のできる国づくり」が始まった!集団的自衛権の行使解禁、国民監視、言論・思想統制…。自民党憲法改正草案が目論む恐るべき未来を許していいのか?我々は今、歴史的な岐路に立たされている。

目次

戦争のできる国を目指して(日経・CSISシンポジウム;「日本が前に出るチャンス」 ほか)
主権在権(特定秘密保護法の意味;「表現の自由」規制は「当たり前のこと」か ほか)
生存権<グローバル資本+国家の利益(「人間の尊厳を踏みにじる」条例;生活保護受給者は“人民の敵”か ほか)
高揚するネトウヨ・ナショナリズム(天皇のこと;「失望した」と言われても ほか)
臣民の“生き方マニュアル”を否定せよ―「戦争のできる国」にさせない(国民の“生き方マニュアル”;自民党草案のできるまで ほか)

著者等紹介

斎藤貴男[サイトウタカオ]
1958年東京生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。新聞記者、週刊誌記者などを経て独立。『「東京電力」研究 排除の系譜』(講談社)で第三回「いける本」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

26
石破茂氏は、戦場で死ぬのか、 或いは、死刑で死ぬのか、 といずれにしても 死を迫られるのが 自衛官なのか (週刊BS-TBS報道部 2013年4月21日放送、71頁)。 どのみち、死しか選べない。 酷な話。 デモはテロ。 反原発、脱原発運動の 参加者が逮捕(119頁)。 放射能は漏れているのに、 次世代以降の責任を現世代が 果たさねばならないのだが。  貧しい者はそれだけで卑劣な 犯罪者扱い(134頁)。   2014/06/14

ほじゅどー

11
★★★2014年建国記念の日前日、安倍晋三首相は愛国心を連呼する談話を発信した。第一次安倍政権時、改正教育基本法に愛国心を入れ、第二次安倍政権で国家安全保障戦略に愛国心を盛り込んだ。その後、これまでの内閣では認めなかった憲法の解釈を変え、集団的自衛権の行使を認めさせた。立憲主義を前時代的と否定しつつ、戦前の明治憲法をこよなく愛する懐古的な自民党憲法草案に常識人は言葉を失う。このままいけば日本は間違いなく「戦争のできる国」にされる。2016/07/21

どら猫さとっち

11
詳しいことは本書を読んで欲しいが、安倍内閣の日本が、こんなにも我々に過酷な状況に追い込まれることは、頭に入れたほうがいい、いや覚悟すべきではないか。「戦争ができる国」など言語道断だ。安倍首相がいう「積極的平和主義」は「消極的戦争主義」の裏返し、平和を守るには戦争を辞さないという矛盾が、我々をまたあの歴史の悲劇を強いられる。読んでいて苦しかったが、そうならないためにも本書を読んで知ることが重要だ。2014/03/23

ちくわん

9
2014年3月の本。300ページは厚い。安部政権は、ジャパンハンドラーの元、特権階級だけで日本を植民地化(オトモダチという名の異星人グループで)しようと企んでいる。 しかし、世界の中のこれからの(も)日本を進めていくのは大変だ。もっともっとみんなで各方面で頑張り続けなければ。そうすればオトモダチも滅びるだろう。 後半の玉澤徳一郎氏の「今の世の中は軽すぎるよ。イケイケドンドンばかりであまりにも単純だ。」確かに、今日から心しよう。 2019/07/10

じむくろうち

5
日本が変な方向に進んでいる中、ジャーナリズムがちゃんと機能を果たさないといけないことを痛感した本。それを考えると今の大手マスコミはふがいなさすぎる。2012年の自民党総裁選の街頭演説会で、集まった現首相 の支持者たちの振る舞いを見て、そのことだけでもこの人が首相になったら大変だなと危惧した記憶があるが、その通りになっている。最後のタカ派でならした元衆院議員の玉澤徳一郎氏のインタビューは圧巻だった。思想や考え方の違いに関係なく本質をついている人の話は納得できる。筆者には今後もいい仕事をしてもらいたいと願う。2015/04/22

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