朝日新書<br> 引き際の美学

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朝日新書
引き際の美学

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022734709
  • NDC分類 159
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「"始める"よりも"終わる"ほうが難しい--」。一国のトップだというのに無責任に辞める首相に、「老害」といわれても権力の座にしがみつく経営者たち。今の日本は、引き際の潔さ、去り際の美しさを失っていないだろうか......。『男の品格』『40歳から伸びる人 40歳で止まる人』『みっともない老い方』などのベストセラーで知られる川北義則氏が、できる人の見事な「引き際」について語る。「話がすんだらさっと引きあげよ」「『教えたりない』くらいで手放す」など普段の仕事のやり方から「悪あがきはするな、覚悟を決めよ」「『みっともない』の意識をもて」などの生き方、「名将の上演とは、『退き上手』にあり」「深追いは悲劇の幕開け」など勝負の見極め方、「男は、終わった恋に寡黙であれ」「大人の男と女に『別れよう』はなくていい」など、男女の別れ際、「人生の幕引きをどう整えるか」「最終幕は、毎日を充実して生きよ」など今際の際まで、さまざまな引き際の美学について語る。

内容説明

一国のトップだというのに無責任に辞める首相や、「老害」といわれても権力の座にしがみつく経営者たち。いまの日本は、引き際の潔さ、去り際の美しさを失ってはいないだろうか―。「できる人は、引き際の見極めもうまい」と説く著者の仕事、勝負、恋愛、人生における「終わり方」の指南書。

目次

第1章 引き際は潔くあれ(人の真価は出処進退で決まる;「時」と「場合」は自ら選べ ほか)
第2章 仕事は「終わり」を意識せよ(できる人は去り際を心得ている;最後の礼節を試された若手記者 ほか)
第3章 「ここ一番」の勝負を見極める(名将の条件とは、「退き上手」にあり;「負けるが勝ち」ということもある ほか)
第4章 男と女の別れ際(男なら未練があっても忘れろ;大人の男と女に別れの言葉はなくていい ほか)
第5章 今際の際、人生の幕引き(人生の幕の閉じ方を考えておく;孤独死は本当に「かわいそう」か ほか)

著者等紹介

川北義則[カワキタヨシノリ]
1935年生まれ。大阪府出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。文化部長、出版部長を歴任。77年に退社後、日本クリエート社を設立。出版プロデューサー、生活経済評論家として活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

和草(にこぐさ)

12
潔い引き際。綺麗な引き際。恋愛の引き際。引き際のタイミングは難しい。2014/05/10

雨巫女。@新潮部

8
《私‐図書館》引き際の難しさが、身に染みます。2012/12/02

bibliophage

7
引き際はなにかの区切りでしかない。2015/05/15

kasumi

6
面白くてサラサラ読めた。毎日を「人生最終日」のつもりで生きる。これに尽きるのではないかしら。自分の座右の銘?の一つに「去る者追わず、来るもの拒まず」があって、それに近い話もあった。また、男女の関係が終わった後で、過去の相手の悪口を言う奴は信用しないとずっと思ってるが、それも合致。人生半世紀以上生きてくると同じような考えに行き当たるのだなぁ。2019/02/10

Kentaro

4
スポーツ選手は誰もがまだやれるんじゃないかと思った時に、それでも自分はやり尽くした。悔いなしと終わる選手もいれば、出来るだけ長く頑張るという考えもあり、かつては末節を汚したと言われた選手もいる。 会社の社長でも絶頂を迎えているときに誰もがまだやれる時に、潔く後進に道を譲った本田宗一郎のような人もいれば、手放せずずっと社長を続け、業績も不振の社長もいる。かつて戦国時代の武士は、戦に破れたとき、潔く切腹し命を絶った。これを残された家族は見事な最後だったと見送る。これは自分の命と引き換えに家を守った証であった。2018/02/17

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