出版社内容情報
「"始める"よりも"終わる"ほうが難しい--」。一国のトップだというのに無責任に辞める首相に、「老害」といわれても権力の座にしがみつく経営者たち。今の日本は、引き際の潔さ、去り際の美しさを失っていないだろうか......。『男の品格』『40歳から伸びる人 40歳で止まる人』『みっともない老い方』などのベストセラーで知られる川北義則氏が、できる人の見事な「引き際」について語る。「話がすんだらさっと引きあげよ」「『教えたりない』くらいで手放す」など普段の仕事のやり方から「悪あがきはするな、覚悟を決めよ」「『みっともない』の意識をもて」などの生き方、「名将の上演とは、『退き上手』にあり」「深追いは悲劇の幕開け」など勝負の見極め方、「男は、終わった恋に寡黙であれ」「大人の男と女に『別れよう』はなくていい」など、男女の別れ際、「人生の幕引きをどう整えるか」「最終幕は、毎日を充実して生きよ」など今際の際まで、さまざまな引き際の美学について語る。
内容説明
一国のトップだというのに無責任に辞める首相や、「老害」といわれても権力の座にしがみつく経営者たち。いまの日本は、引き際の潔さ、去り際の美しさを失ってはいないだろうか―。「できる人は、引き際の見極めもうまい」と説く著者の仕事、勝負、恋愛、人生における「終わり方」の指南書。
目次
第1章 引き際は潔くあれ(人の真価は出処進退で決まる;「時」と「場合」は自ら選べ ほか)
第2章 仕事は「終わり」を意識せよ(できる人は去り際を心得ている;最後の礼節を試された若手記者 ほか)
第3章 「ここ一番」の勝負を見極める(名将の条件とは、「退き上手」にあり;「負けるが勝ち」ということもある ほか)
第4章 男と女の別れ際(男なら未練があっても忘れろ;大人の男と女に別れの言葉はなくていい ほか)
第5章 今際の際、人生の幕引き(人生の幕の閉じ方を考えておく;孤独死は本当に「かわいそう」か ほか)
著者等紹介
川北義則[カワキタヨシノリ]
1935年生まれ。大阪府出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。文化部長、出版部長を歴任。77年に退社後、日本クリエート社を設立。出版プロデューサー、生活経済評論家として活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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