出版社内容情報
バカ殿の押し込め、守旧派vs.革新派、江戸幕府介入……まさに我が家、我が社と同じ! 幕府をも揺るがす重大40件を厳選。お家存続のための知略の限りを尽くした頭脳戦は、現代人必読のエピソード満載! お家騒動がわかれば日本史が見える!!
内容説明
平時の合戦とも呼ぶべきお家騒動。幕府さえも揺るがした重大な40件を厳選。主家乗っ取り、藩主の強制隠居など、お家存続のために知略の限りを尽くした頭脳戦はまさに身につまされる必読のエピソード満載!新説も多数収録。
目次
序章 江戸幕府=徳川家内の激烈な生き残り闘争
第1章 何でもありの江戸期最大のお家騒動「伊達騒動」
第2章 暗君に代わって主家を奪取する
第3章 災い転じて大名権力を強化する
第4章 内乱すれすれの大規模闘争
第5章 殿様VS門閥譜代家臣の戦い
第6章 幕府介入型お家騒動
第7章 自浄作用としての「藩主押込め」
第8章 保守派と改革派の路線対立
著者等紹介
榎本秋[エノモトアキ]
1977年、東京生まれ。日本史に関する原稿執筆・書籍製作・監修・編集業務などに携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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退院した雨巫女。
9
《私‐図書館》時代背景や、人間関係がわからない事件は、?で終わってしまったのが、残念。まだまだ勉強不足だなあ。 熊本がらみの事件以外と多かった。相良藩のこと知りたくなりました。2012/11/05
ポメ子
7
色々な家の騒動が紹介されている。 同じようなパターンが多い。 新参者に対する妬みで古参が反対したり、新たに採用された人が横暴になって、それに反発したり。一回、失脚したと思っても、また取り返して仕返ししたり。理不尽に貶められたり。権謀術数の世界。多くの事が学べて為になった。2020/08/31
maito/まいと
6
もう中身がタイトルのまんま(笑)まさに「身につまされる」権力者達のいざこざが、ケース別にこれでもか、というくらい収録されてます。当初は中身にこだわって、実力や功績に応じて運営を調節してきた各藩が、落ち着いてくると形式化していき、形にこだわるようになっていき、新旧の思想で対立していく様は、要素だけ切り取るとまるでコピペしたかの如く皆一緒(驚)人って本当に変わらないんだなあ。各章の最後に、現代への教訓ということでまとめが書かれているので、そこを踏まえて今後の糧にしたい、それが歴史を学ぶ意義なのだから。2013/04/09
スプリント
4
お家騒動を背景やタイプに分けて分類して掲載されているのでわかりやすいです。2016/08/13
釈聴音
2
単に事例を列挙しただけで著者独自の考察に乏しい。無理に現代に引き付けて考察しようとしている点も目につき、先行研究をきちんと踏まえているようにも思えない。2012/07/25