内容説明
本書は、「怒りをゼロにすること」が目的ではありません。そもそも、私たちはブッダを目指すわけではないのですから。怒りを感じてもいいのです。ただ、怒りの配分はしっかり見極めていったほうがいい。怒らなくてもいいことには、怒らない。怒るとしても、表現方法や場所を選ぶ。そのほうが人生ははるかに生きやすくなります。ムダな「怒り」は減らし、単に「怒る」という行動はやめる。それが「怒りのマネジメント」であり、本書の目的です。
目次
第1章 「ムダな怒り」で、人生、損していませんか?
第2章 怒りをマネジメントできれば、人生が変わる
第3章 なぜ、人は怒ってしまうのか?
第4章 「いま」「この場」の怒りをなんとかする
第5章 「怒らない体質」の自分に変わる
第6章 「怒らない人」が習慣にしている会話のルール
第7章 「怒らない環境」を整える
著者等紹介
安藤俊介[アンドウシュンスケ]
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。1971年群馬県生まれ。東海大学卒業後、外資系企業、民間シンクタンクなどを経て、渡米。ニューヨークにてアンガーマネジメントの手法を習得。現在、テレビや雑誌、講演等で「怒り」に関するアドバイスを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
まっとの小本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ@no book, no life.
79
アンガーマネジメントに興味を昨年あたりから持ち、選書した本。尤もその話を産業カウンセラーである弊社監査役にお話したらあんなストレス溜まるものは読んでも仕方ないという評価だったのには笑えたが。それはさておき、怒りは動物としての防衛本能であるが、貴方の損になりコントロールしましょうと。で、貴方を怒らせるのは貴方自身。貴方自身というのは、実は貴方が勝手に作り上げた貴方の心のメガネで見ている為で、その心のメガネを掛け変えたら?という内容である。具体的なアンガーマネジメントの本は確か2冊目だが効いているのかな?2018/09/16
kinkin
46
アンガーマネジメント。アメリカでは普及しているようです。怒りをコントロールすること、難しいようですが、怒りに限定した認知行動療法。まずは何に自分は怒っているのかに気づくことから始める。初めから100%上手くいかなくても、少しずつ訓練して自分の武器に出来たら、これは強くなれそう。2014/06/08
マーム
28
怒りのマネジメントのポイントは2つ。①怒らなくてもいいことには、怒らない②怒るとしても、表現方法や場所を選ぶ。怒りをレベル分けしてみるというのは良いと思いました。冷静に判断してみると、大したレベルの怒りじゃないという気づきが多いかもしれません。上司と意見の衝突があった後に席を外して小用を足すことで気持ちが落ち着いた経験からすると、「逃げるは上策」ということも納得できる主張です。また、相手の「非」を強調するために「絶対」「いつも」「必ず」などという大げさな表現は使わないという点は肝に銘じようと思います。2011/10/29
かいてぃ〜
25
怒りの感情自体を無くす、否定する訳ではなく、上手にコントロールするが大切。そして、人には固有の怒りやすいパターンも存在するので、本書を読みながら、自分の傾向も考えてみた。自分は、予定が捗らない時にイライラしやすいのだ!全体的に心地良い「流れ」を阻害された時がダメみたいだ。それを抑える為には「人生、予定通りに進むなんて事は滅多に無い事だ」なんて考えるのが良いのか…、そう思える時もあるけど、もう少し対策を練りたい。2018/02/13
Maiラピ
24
怒らない体質になれたらそれに越したことはないけど、ちょっと無理そう。で今、この場の怒りをなんとかするってとこに注目。言葉による消火活動(笑)なんか笑ってしまった。カチ~~ンってしたとき、言葉による消火活動しよっと2014/01/18




