朝日新書<br> 歴史でたどる領土問題の真実―中韓露にどこまで言えるのか

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朝日新書
歴史でたどる領土問題の真実―中韓露にどこまで言えるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 247p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022734099
  • NDC分類 329.23
  • Cコード C0221

内容説明

近代日本の領土は明治時代に拡大し、昭和期には膨張と収縮の二つの局面をかかえた。近年は海底資源や経済水域がからみ、関係国のナショナリズムが噴出する。日本はどう国益を守り、世界に発信すべきか?21世紀の視点から歴史を検証し、解決策を提議する。

目次

序章 主張すべき姿勢とは
第1章 昭和前期の領土空間とその崩壊
第2章 近代日本の領土拡充史
第3章 「歴史」と「政治」の北方四島
第4章 条約と現実の竹島問題
第5章 資源と外交の焦点・尖閣諸島
終章 次代に託されている論点

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年北海道生まれ。同志社大学文学部社会学科卒。ノンフィクション作家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。『昭和史講座』など一連の昭和史研究で第52回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

林 一歩

16
ノンポリでのほほんと生きてきたが、最近の中韓露の振る舞いは如何なものかと。そんなわけで今更ながらの領土問題理解促進月間といたします。2012/08/14

活字の旅遊人

10
日本の主張。

高橋 橘苑

7
筆者の語り口はいつもながら冷静であるが、歴史的経緯を振り返り改めて、領土問題が日本の戦後レジームの問題とリンクしていると感じる。本書で筆者も指摘しているが、アメリカの隠れた意図が領土問題を複雑化させて、長期化させた原因でもある。なぜ講和条約発効直前に韓国が竹島を侵攻したのを咎めなかったのか?なぜ沖縄返還時に尖閣諸島を明記しなかったのか?時は流れ、肥大化したナショナリズムの怪物をコントロールできなく成りつつある中韓とは暫く冷静な話し合いはでき無いだろう。様々な過去を経験した日本人はより歴史から学ぶ事がある。2014/03/16

kashimacchi

5
【再読】北方四島、竹島、尖閣諸島という日本の領土に関する考察。非常に分かりやすく説明。ナショナリズムが高くなるのも問題だが、現在の日本人がこの問題に関心が薄く、若い人ほどその傾向が顕著であり、将来が心配。2021/03/07

AnmitsuK (うろ覚えムーミン)

3
領土問題に関してはキチガイが多過ぎるためなるべく近づきたくなかったのだが、「保阪正康なら安心だろう」と思い手にとった。強気な書名がつけられてはいるが、内容的にはやはり冷徹な保坂史観。日本近代史を「領土」の観点から見直し、事実と論点を細かく整理している。2013/09/15

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