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朝日新書
闘う!ウイルス・バスターズ―最先端医学のからの挑戦

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  • サイズ 新書判/ページ数 262p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022733764
  • NDC分類 491.77
  • Cコード C0247

内容説明

人類の脅威、ウイルスを追いつめるウイルス・バスターズ!世界のトップ研究者たちの闘いとは!?鳥インフルエンザ、SARS(サーズ)、HIV(エイズ)―次々と登場する恐るべき感染症。ナノメートル(100万分の1ミリ)単位の微細な敵に最先端の学者は、日々、大いなる挑戦を続けている!ロベルト・コッホ賞受賞の世界の権威と、気鋭の女性研究者が、闘いのすべてを明かす。

目次

1部 ウイルス研究と政治の影(CIAのバイオテロ対策と「遺伝資産」;新型インフルエンザとの闘い)
2部 ウイルス研究の現場で(敵の正体を探れ―実験室の挑戦;スペイン風邪ウイルスの復元;「微生物の狩人」―フィールド調査と電子顕微鏡;ウイルス学者ってどんな人?)
3部 連続対談 最前線の学者・対策担当者に聞く(境政人さん(農林水産省動物医薬品検査所長)―口蹄疫と闘う!
満屋裕明さん(熊本大学教授)―世界初!エイズ治療薬を開発
大槻公一さん(京都産業大学鳥インフルエンザ研究センター長)―鳥インフルエンザ対策の第一人者)

著者等紹介

河岡義裕[カワオカヨシヒロ]
1955年、神戸市生まれ。北海道大学獣医学部卒業。米ウイスコンシン大学獣医学部教授などを経て、東京大学医科学研究所ウイルス感染分野教授、同感染症国際研究センター長。06年、インフルエンザウイルスの研究でロベルト・コッホ賞を受賞

渡辺登喜子[ワタナベトキコ]
2002年、北海道大学大学院獣医学研究科博士課程修了。米ウイスコンシン大学分子ウイルス学研究所・博士研究員などを経て、科学技術振興機構ERATO河岡感染宿主応答ネットワークプロジェクト・グループリーダー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空崎紅茶美術館

8
全部が専門的な話ではなく、どちらかと言えば活動記録に近いものでした。研究者が、日々どのように考え、研究活動を行っているのか。ウィルス自体に興味がなくても、「インフルエンザ」「口蹄疫」「HIV」などの話題が中心なので、「これニュースでやってたな」なんて気楽に読めます。後半の専門家との対談は、分かりやすく、薬の開発などの裏側も知ることができて、面白かったです。2011/04/29

もくもく

4
【2011年の感想を再録】著者の河岡氏は、合成したウイルス核酸を使って完全なウイルス粒子を人工的に作り出す【リバース・ジェネティクス】技術の開発者の一人としても有名なウイルス研究者です。そんな超一流の研究者が「自分が生きているうちにパンデミックの発生に立ち会うことができるなんて!」と、ある意味不謹慎な興奮を隠せずにいる…記憶に新しい2009年の新型インフルエンザの世界的な感染拡大は、そんな出来事だったのです。 2021/01/11

ふぇるけん

4
ウイルス研究の最前線の情報を交えながら、研究者の生活ぶりなどをわかりやすく描いていてとても読みやすかった。内容も新型インフルエンザ、HIV、口蹄疫などニュースで耳にする話題に関連していたのですっと入ってきた。2012/09/20

斑入り山吹

2
冒頭のCIAのくだり、ガツンとつかまれた。読みやすく飽きさせない構成。最近の理系の新書って、最後まで楽しく読ませる工夫が半端ない。一昔前の読みにくいことったら!わたし一応生物系の大学を卒業したことになっているから、すこしは研究室の雰囲気っていうのは知っているけれど、この本を読んで改めて思うに、やっぱ研究者って朝から晩まで、薄給だし大変だわ。三部の「連続対談 最前線の学者・対策担当者に聴く!」が読み応えがあって面白かった。野次馬気分で楽しく読めてそこそこためにもなる本。2012/10/09

カジカジ

2
P99「『自分が生きているうちにパンデミックの発生に立ち会うことができるなんて!』」 P225「5~10年に1回、興奮のるつぼがやってくる。だから研究をやめられない。」2011/05/14

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