感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しげ
5
傷つけられた人が、傷つけた側の相手から「ちゃんと謝ったんだからもういいだろう!終わったことをいつまでもネチネチ言うな!」もしくは「その程度で傷ついたなんて大げさなんだよ!」と「許すこと」を強要されることも、暴力のひとつだと感じました。2018/01/12
さぼたーじゅ
2
橋本徹さんの件から部落について学ぼうと思い、読みました。とても読みやすかったです。部落階級の始まりや竹田の子守唄、狭山事件…知らない事ばかりで勉強になりました。部落は部落出身ってだけで差別されているのだと初めて知りました。空気を読むとか横並びが好きな日本には、差別を意識してないだけで多くの差別があるんだろうなと感じました。2014/08/02
takashi1982
2
部落問題に取り組んだ人々を元新聞記者である著者が取材し、ルポルタージュしたもの。朝日新聞の夕刊に連載されていた記事に加筆修正を加えたものであるから、文章はきわめて読みやすく、1章ごとの分量もそれ程のものではない。しかし、この手のテーマは文章量こそ多くないものの、読み手に無限の想像力を働かせるきっかけを与えることだろう。特措法が失効し、部落(同和)問題は過去のモノのように思えてしまうが、本書に出てくる人々の言葉からは「表面的に過去のモノになった」だけに過ぎないことを痛感させられる。(続く)2011/10/15
きいち
2
水平社について、もっと詳しくちゃんと読みたくなった。2011/04/13
kyomi
0
33人が語る現在。解決まで7合目は越えたという言葉が印象的。過渡期であるからこそ正確な認識も広がらず、いたずらにタブー視してしまっている状況なのだろうか。22017/01/23