出版社内容情報
養老孟司、小柴昌俊、日野原重明、きたやまおさむ、隈研吾、海堂尊各氏、理系の知の巨人に英語上達の極意を学ぶ。外国人と英語でわたり合う上で大切なのは「何を伝えたいのかということ」。英語コミュニケーション力向上を目指す人の指針となる一冊!
内容説明
理系の人々が第一線で活躍するためには、否応なしに世界の共通言語である「英語」を使わざるを得ない。各分野のプロフェッショナルたちは、待ったなしの現場でわたり合うための英語力をどうやって身につけてきたのか。文系の英語の使い手である著者が、その理由に斬りこんでいく。
目次
1 理系の知の巨人たちに聞く(日本人の深層心理と英語(きたやまおさむ(精神科医・作詞家)))
世界の公用語はブロークン・イングリッシュ(小柴昌俊(物理学者))
日本人の脳のつくりと英語の関係(養老孟司(解剖学者))
コミュニケーションのつぼ(日野原重明(医師))
「はじめに英語ありき」ではない(海堂尊(作家・病理医))
こころをつかむ英語(隈研吾(建築家))
2 「伝わる英語」に変えるための勉強法
すぐに使える場面別フレーズ
著者等紹介
原賀真紀子[ハラガマキコ]
1969年東京都生まれ。ジャーナリスト、東京工業大学非常勤講師。慶應義塾大学文学部卒、米ノースウェスタン大学ジャーナリズム大学院修了。旧第一勧業銀行勤務、通訳・翻訳などを経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こねほ
2
Kindle版がセールをしていたので思わず購入。いわゆる「語学マニア」ではない、超豪華で幅広い理系の巨匠たちがどうやって英語を身につけたか、英語学習とはどうあるべきか、などを語ったものをまとめてあって面白い。全員に共通する点は、伝えたいことがあるから英語でコミュニケーションを取る、何よりも伝えたいことの中身を明確にする、というところだと思う。中身を磨くのって、実は語学の勉強より難しいかもなあ。2014/01/03
いわたん
2
養老孟司との対話が特に面白かった。言語と理数に関する脳の使用部分が競合しているのでは、というところ。理数系が得意な人は外国語が苦手、言語系が得意な人は理数系が苦手、建築系は文系に近く美術系は理系に近いというのが不思議だが納得。美術も理数も抽象的、イデア的なものを対象にするという点で脳にとっては同じなのか。2011/07/15
Humbaba
2
英語といえば言語である以上、文系の方が得意というイメージが有る。確かに通訳などを努めるのは文系の役目であるので、彼らは英語が上手である。しかし、理系の人間は文献を調べるなど様々な用途で必ず英語に触れる必要が生じる。2010/04/22
まっさん
1
新書サイズに詰め込みすぎ。 内容が薄く、ふぅーんという だけで、特に感慨もなく。 簡単には明かさないよ、という 意図なのかな?2014/08/01
ぷちこ
1
実際的な英語学習の本ではないけれど、言語と脳の関係だとか、絶対音感と動物の話だとか、読み物として興味深かった。