朝日新書<br> よい世襲、悪い世襲

電子版価格
¥740
  • 電書あり

朝日新書
よい世襲、悪い世襲

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 197p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022732651
  • NDC分類 361.63
  • Cコード C0230

出版社内容情報

「悪い世襲」の筆頭は首相や国会議員だ。かたや「よい世襲」は全国の中小企業・老舗にあり、世襲によって伝統の技術や顧客との信頼関係を継承してきた。世襲による政治の疲弊を批判し、不況や後継者難、M&Aで揺らぐ地場産業の進むべき道を探る。

内容説明

経済格差は「悪い世襲」制のもとに拡大し、格差社会は広がるばかり。しかし、世襲を一概に「悪」と決め付けてしまってはいけない。「よい世襲」を実例豊富に徹底紹介し、世襲が守ってきた「志」「信用」「匠の技」で、日本に元気を呼び戻す。

目次

第1章 世襲を育む日本の風土(世襲の種類;世襲と密接な関係のある家元・名跡・襲名制度;「士農工商」の身分制度にみる社会秩序の維持の支柱;寄らば大樹、「争い」を好まぬ国民性;年功序列、終身雇用、滅私奉公を求める雇用システム;世襲を支える人縁、地縁、業縁の連帯性と結束力;世襲を支えるNo.2軍団の存在)
第2章 世襲の現状と特色・問題点(大企業の世襲;中小・中堅企業の世襲;有力業界の世襲;政界の世襲

著者等紹介

荒和雄[アラカズオ]
東京都浅草生まれ。早稲田大学法学部卒。経済評論家、作家、中小企業診断士。東京都民銀行日本橋支店など数カ店の支店長を経て、1989年に独立。ブレーン・サービスを設立し、21世紀を担う若手経営者の育成をライフワークに「荒和雄の経営塾」を全国各地で開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

香菜子(かなこ・Kanako)

34
よい世襲、悪い世襲。荒和雄先生の著書。世襲や二世は悪いとされたり後ろ指を指されることが多いけれど、私は世襲や二世は良い面もたくさんあると思う。親が一生懸命に頑張る姿を見て、親と同じ仕事をしたいと考えるのは自然なこと。それが世襲になったとしてもただの結果論で、世襲が非難されるのはお門違い。世襲に対して不平不満を言うのは簡単だけれど、日本から世襲がなくなったら、きっと今よりずっと悪い社会になる。2019/07/01

佐島楓

18
「新・世襲力」と帯にあるけれど、結論を読んでも「そうだろうな」と想像できる範疇のことしか書いておらず、全体的に底の浅い印象を受けた。辛口で失礼いたします、残念である。2014/01/19

讃壽鐵朗

0
極めてユニークな見地から書いた本

貧家ピー

0
政治家の世襲に対する批判が強い。社内外に後継者がわかる・無駄な後継者争いが必要ない・後継者育成に時間を掛けることが可能なことから、中小企業では世襲は悪くないと考えるようになってきた。2014/01/09

Tamy

0
一番悪い世襲は政治家ってことか。2009/08/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/424612
  • ご注意事項