朝日新書
江戸の歌舞伎スキャンダル

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  • サイズ B40判/ページ数 289p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022731678
  • NDC分類 774.2
  • Cコード C0274

内容説明

江戸の最先端メディア、歌舞伎。舞台の内外で起きるホットなスキャンダルは、人びとの生きる活力源だった!「絵島生島事件」「八代団十郎自殺」をはじめ、歴代の千両役者たちが織り成す、権力と、カネと、色事の人間模様。そこから浮かび上がる等身大の「江戸市民」の姿とは…。

目次

第1章 女歌舞伎の禁止
第2章 若衆歌舞伎の禁止
第3章 勝扇子事件
第4章 絵島生島事件
第5章 二代団十郎の執着
第6章 五代団十郎と四代幸四郎の抗争
第7章 竹本小伝と二人の大立者
第8章 天保の改革
第9章 八代団十郎の自殺

著者等紹介

赤坂治績[アカサカチセキ]
1944年、山梨県生まれ。演劇評論家。劇団前進座の制作部、『演劇界』編集部などを経て歌舞伎を中心の評論活動へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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たくのみ

5
海老蔵事件でクローズアップされたけど、長い歴史的にはいろいろな紆余曲折があった歌舞伎。大奥を揺るがす絵島事件、二代目市川団十郎と女たち、改革の度に弾圧された座と役者たち。あんな事件、たいしたことなかったのだ。幕府の経済政策の失策をかわすため、標的としてつぶされたり、規制されたり。それだけ危ない存在だったということだ。はたして、今のサブカルは、権力ににらまれるものを作っているだろうか?2013/11/19

m!wa

2
いつの世の中も芸能関係は、スキャンダルが多いよね。江戸時代から今の芸能界は続いているな。となんとなく思った。2021/08/22

みつき2

0
歌舞伎の始まりから、江戸を中心に歌舞伎に起こった事件を紹介。後半は歴代団十郎の話が中心。全体的に大味。八代目団十郎の自殺原因は不明でいろんな説を挙げていたが、著者の最後のまとめが「幕末という時代が団十郎を殺した」でひっくり返りそうになった。……チガウと思う。。。2010/01/14

みつひめ

0
出雲阿国にはじまり、権力者=武士がどのように、歌舞伎=庶民を統治しようとしていたか、という視点で描かれている。これまで読んだ、歌舞伎の歴史を取り上げた書物とは切り口が違っていて「あー、なるほど!」と思わされるところがいろいろあった。2010/09/05

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