朝日新書<br> 大学大倒産時代―都会で消える大学、地方で伸びる大学

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朝日新書
大学大倒産時代―都会で消える大学、地方で伸びる大学

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  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022730954
  • NDC分類 377.21
  • Cコード C0237

出版社内容情報

2018年、受験人口の減少と地方の衰退により、大学は激変期に突入! 東大・京大など旧帝大系で格差が拡大し、早慶・MARCH・関関同立など都会の有力校でも地方の国公・私立大でも生き残り競争がさらに熾烈に! 新視点の指標で、大学の運命を実名で明らかにする。

内容説明

18歳人口の本格減少と地方の衰退が、全国の大学を直撃!どう生き残るか!?すでに熾烈な戦いが始まっている!まず、地方の中堅私立大学が危機に陥り、都市の私立大学下位校に連鎖する。有名私大も安閑としてはいられない。旧帝大系などの有力国立大でも、格差が広がる。15年後には、100校が消滅している―。「悪夢」と「希望」が交差する現状を徹底分析!!

目次

序章 なぜ「大学大倒産時代」なのか
第1章 データで読み解く大学教育の現状
第2章 志願者を囲い込む有名私大―早慶上智とMARCH、そして関関同立の分かれ道
第3章 明暗を分ける都会派中堅私大―成成明國武、日東駒専、大東亜帝国、産近甲龍の「崖っぷち作戦」
第4章 活路を切り開くローカル中規模大学
第5章 有力国立大学も格差が拡大
第6章 冬の時代の地方国立大学のチャレンジ
第7章 不要論まで出た女子大はどう生き残るのか

著者等紹介

木村誠[キムラマコト]
1944年、神奈川県生まれ。教育ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部新聞学科卒業後、学習研究社に入社。『高校コース』編集部などを経て『大学進学ジャーナル』編集長を務めた。現在も『学研進学情報』などで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

381
タイトルが大仰な割には内容は随分とおとなしい。各大学関係者に遠慮してはっきりとは書けなかったのだろうか。これでは「羊頭狗肉」の謗りを免れないのではないか。そもそも少子化によって18歳人口が漸減することはずっと以前から自明のことだった。それなのび文科省は1991年に大学設置基準を大幅に緩和し、よって全国に大学が急増した。そして大学全体の収容定員の方が18歳人口よりも多くなり、必然的に倒産する大学が生まれたのである。今後もその傾向は止まらない。本書はデータは提示するが、建設的な提案がなされるわけではない。2021/02/06

gonta19

82
2017/8/11 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2017/8/17〜8/21 コンパクトに纏められてはいるが、非常に表層的な分析のように思える。まあ、さらっと現状を把握するにはいいかもしれないが。2017/08/21

獺祭魚の食客@鯨鯢

49
 学歴は一生ついて回る。いい意味でも悪い意味でも「レッテル」が評価の一部となる。  少子高齢化の時代に「需要」の減少傾向にコロナウイルス禍が大学制度の存在意義が問われている。講義が再開されないのに授業料を全額納入しなくてはならないことに反発することは、さまざまなことを考えさせられる。  リモート講義では意味がないという意見に対し、普段出席せずに試験やレポートだけで卒業に必要な「単位」を取る学生の意見を聞いてみたい。  採用の前提として英語などの検定資格を求める企業が増えているのも大学側はどう考えるのか。

mazda

20
都心一極集中と少子化のダブルパンチで地方の大学はかなり大変だろうなと思うのと同時に、あまりにも安易に大学を増やしすぎた政策側に大きな責任があると思います。これからは、特色を持ち社会人としてきちんと通用する人材を育てられる学校が生き残っていくんだと思います。2017/11/03

つーちゃん

12
2018年から18歳人口が本格的に減少するから、手を打たないと大学倒産するぞ!な本。なかなか面白いデータ集だった。研究費を引っ張るために軍事研究費に手を出す大学、出さない大学(広島、長崎、琉球、関西、法政など)。定員割れを定員減で一時的にしのがざるを得ない大学。地方私立大学が生き残りをかけた公立大学化。減少傾向に拍車のかかる女子大の中でも、キャリア教育(津田塾)や地域貢献(相模女子)で差別化を図る大学等。大学にお金がないことが全ての原因とはいえ、アメリカみたいに超高学費に設定できないのも事実。悩ましいねぇ2023/06/01

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