出版社内容情報
復刻版「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹に とりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?村上春樹 絵・安西水丸村上朝日堂ホームページ(1996.6~1999.11,2006.3~2006.6)の創設30周年記念として復刻版を刊行。村上作品への質問から、日常生活、翻訳、映画、音楽、恋愛相談まで、村上春樹さんのホームページ「村上朝日堂」に読者から寄せられた、難問、奇問、大疑問に電子メールで答えた282の一問一答です。どうやって禁煙しましたか?お気に入りのクラシックを教えて?おじさんたちはなぜ偉そうにするのか?どうやって文章修業しましたか?村上さんはなぜ走るの?お勧めのジャズ・アルバムは?夫婦の好みの違いは不安要因か?すごく腹が立ったときはどうしますか?話下手で社交的でない性格こんな私でも恋愛できますか?どんな料理を作っているのですか?不倫にはどんな気持ちで挑むか?好きな映画監督を10人挙げるとしたら?どうして耳に興味があるのですか?人生の変わり目の決断は?カーヴァーの訳を変えたのはなぜ?不倫はいけないことだと思いますか?アメリカ人に日本文学がわかるか?いやなメールへの対処法は?小説におけるセックス描写奥さんの小説批評はどんなもの?メールを書き直すと無味乾燥になる (「目次」より)
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
カリスマ
7
村上春樹と読者のメール交換。普段は小説やエッセイを通じて作家の考え方に触れるが、メール交換を通じて作家のパーソナリティを感じる読書体験はとても面白かった。著者のある短編で主人公が「観察して、観察して、更に観察して、判断をできるだけあとまわしにするのが正しい小説家のあり方」だと述べていたが、著者の読者への回答からその姿勢を強く感じた。自分なりの人生への美意識は持つ一方で、物事を単純化したり容易に結論づけたりせず、曖昧なモノやそこに含まれる矛盾もありのまま受け入れる。人間として成熟したあり方だと感じた。2026/09/28




