出版社内容情報
【芸術生活/コミック劇画】古今東西の童話や民話を諸星大二郎流にアレンジした魅惑的なブラック・メルヘン。「瓜子姫とアマンジャク」、「シンデレラの沓」、「見るなの座敷」、「悪魔の煤けた相棒」、「竹青」の5編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Vakira
47
大二郎さん祭り、4冊目。平成25年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞作品「瓜子姫とアマンジャク」「シンデレラの沓」「見るなの座敷」「悪魔の煤けた相棒」「竹青」の5ツの短編集。古今東西の民話、童話を大二郎流アレンジ。中国も加え和洋折衷ならぬ和漢洋。この頃の作品は読んでなかったので初読みで新鮮。う~ん どれも傑作。手塚治虫さんが大二郎さんの様な画は書けないと言ったそうですが、画ではなくこの発想と世界観がまねできない、っといったところではないでしょうか(しりあがり寿さんはパロディーにしてましたが)さ~て次いってみよう2021/09/26
アズル
14
なんとなくあっさりとした作品集。瓜子姫の行方が気になります。ちゃんと佐渡に行けたかしら? 「悪魔の煤けた相棒」もハードボイルドな雰囲気で面白かったです。2016/09/03
Bo-he-mian
11
魅惑的な表紙絵とタイトルに釣られて購入。諸星さんは、既存の民話やお伽噺を題材に短編を描かれる事も多いが、リメイクというよりは、同じ材料を使って全く違った料理をつくる、という感じで、実は原型を留めていないものが多い(笑)。◆「瓜子姫とアマンジャク」: 子供の頃、瓜子姫の物語に描かれたあまのじゃくの挿絵が怖くて幼少時のトラウマ昔話だったのだが、本作は託宣の巫女・瓜子姫と森に棲むもののけの交流譚になっている。姫は占いが当たらなくなれば、新しい姫と替えられ、殺されてしまうのだ(つづく)。2021/01/02
あさひ
4
面白いけどいつもよりオチが弱い気がする。勿体ないな。瓜子姫とカラスが好きでした。2016/07/20
三柴ゆよし
1
お勉強本12016/01/20