出版社内容情報
【目次】
内容説明
継母と番頭に小間物屋「丸屋」を乗っ取られたお小夜と父は、深川蛤町の長屋で暮らすことに。長屋の女たちから生活の術を学び、頼りない父と小間物の行商をはじめる。お小夜の奮闘と、面倒見のいい大家や切ない過去を持つ長屋の人々の人生模様を描く連作短編集。
著者等紹介
坂井希久子[サカイキクコ]
1977年和歌山県生まれ。2008年「虫のいどころ」でオール讀物新人賞、17年『ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや』で歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
123
坂井さんの新しいシリーズ(ですよね?)大店のお嬢様・小夜が継母と番頭に店を乗っ取られ、気が良いだけで商才のない父親と移り住んだのは、面倒見が良い大家と家族のような店子たちが暮らす深川蛤長屋だった。小夜の成長物語連作5話を面白く読んだ。何もできなかった小夜の頑張りや、長屋の面々のキャラが好い。いつか・・月輪に蝙蝠の紋を抜いた大暖簾の小間物店『小夜屋』が開店出来ますように。頑張れ、お小夜。2026/05/01
タイ子
73
深川蛤町にある長屋(蛤長屋)の物語。何と言っても住民たちができてる。と、言うのも大家さん(搗米屋)の人を見る目があるかららしい。連作短編集なので、その都度住民たちの人となりを語って行くわけで、まず最初に描かれるのが元小間物屋の店主とお嬢様のお小夜。店を追い出された二人が長屋にきたのも大家さんとの縁あればこそ。お嬢様暮らしをしていたお小夜が逞しく成長する姿。その陰には長屋のおばちゃん、お姐さんたちがいて手を差し伸べてくれたから。その人たちにもそれぞれ過去があり、喜怒哀楽を抜けた先に今があり、優しさがある。2026/04/30
ツン
51
第一話では何もできなかった小夜が、最終話ではすっかり粋になっていました。あの意匠、そもそも小夜という名前にぴったりですよね。続きが読みたいです。2026/04/15
はつばあば
37
今度も継母に追い出されたお嬢様のお話でした。(なんでこう繋がるのでしょうね)。今回は父親共々番頭と後妻に濡れ衣を着せられて店を追われ、拾って貰った所は蛤長屋の一部屋。裁縫も料理もみんな人任せだったのを、大屋のお力さんにしごかれ頑張りました。そして祖父の血を引いたのか商売がお上手。長屋の人達が良かったのでしょう、このお嬢さん復讐しませんでしたよ!流石です。そしていずれは小間物屋「小夜屋」を開くことを目指しています。まだまだ続くでしょうね。高齢者、できたらこれ位のお値段でお願いしたいです(*^^*)。2026/05/08
nyanco
31
後妻と番頭から横領の罪を着せられて店から叩き出された徳兵衛と娘・お小夜は蛤長屋で暮らしはじめる お嬢様だったお小夜が炊事・針仕事に奮闘 全く売れない父の行商 市場リサーチまでして深川の粋な仕入れに切り替え、商売を成り立たせる 小夜ちゃん、素敵! ラストでは丸屋再興に関わるのかと思ったら…夢は〇に蝙蝠の意匠の「小夜屋」頑張って! 芸者のぽん太姐さん、大家のおかみ・力さん、おりょうちゃんと蛤長屋のそれぞれのメンバーの話も面白く、とても素敵なお話でした。 2026/05/07




