出版社内容情報
空前の栄華を極めた豊臣秀吉だったが、その姉ともは、豊臣一族に流れる暗く残忍な血に気づいていた……。一介の雑兵から天下人まで駆け上がった秀吉と、その一族の栄枯盛衰・悲哀を端正な筆致で描いた歴史巨編。《解説・大矢博子》
【目次】
内容説明
天下取りへの道を驀進する秀吉―。その一方で姉のともと弟の秀長は、秀吉が持つ非情な本質・偏執に戦慄していた。そしてその残虐な血は、ともの子の秀次・秀勝・秀保にも流れていた―。一族の栄枯盛衰・悲哀を端正な筆致で描いた歴史巨編。
著者等紹介
杉本苑子[スギモトソノコ]
1925年東京生まれ。62年に『孤愁の岸』で直木賞、78年に『滝沢馬琴』で吉川英治文学賞、86年に『穢土荘厳』で女流文学賞を受賞。2002年に菊池寛賞と文化勲章を受けた。17年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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