出版社内容情報
評判の団子屋をいとなむ、おひでと嘉六。元遊女のおひでは身重の体で商売に励むが、嘉六は過去にとらわれ捨て鉢な生活を送る。木戸番小屋のお捨と笑兵衛は、夫婦の窮地を救おうと奔走する(「新地橋」)。傑作時代小説シリーズ第3弾。
内容説明
評判の団子屋を営む嘉六とおひで。元遊女のおひでは身重の体で商売に励むが、嘉六は捨て鉢な生活を送る(「新地橋」)。仲良く居酒屋を切り盛りする姉妹の前に男が現れ…(「深川育ち」)、木戸番夫婦に嫉妬する老人の正体(「鬼の霍乱」)など心温まる短編6編。
著者等紹介
北原亞以子[キタハラアイコ]
1938年東京生まれ。69年「ママは知らなかったのよ」で新潮新人賞を受賞しデビュー。89年『深川澪通り木戸番小屋』で泉鏡花文学賞、93年『恋忘れ草』で直木賞、97年『江戸風狂伝』で女流文学賞、2005年『夜の明けるまで』で吉川英治文学賞を受賞。13年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。