朝日文庫 朝日時代小説文庫<br> まむし三代記

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朝日文庫 朝日時代小説文庫
まむし三代記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 568p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022650948
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

法蓮房は国盗りの大望を秘めて美濃を目指し、土岐家内でのし上がる。野望を受け継いだ2代はついに美濃国を奪取し、斎藤道三を名乗る。親子2代にわたる国盗りの大いなる武器「国滅ぼし」とは? その真実に行き着いた3代目の義龍の決断とは――従来の戦国史を根底から覆す瞠目の長篇時代小説弘治二年(一五五六)、四月二十日――国さえもたやすく滅ぼしてしまうものが、大量に発見された。美濃の地においてである。奇しくも、この日、ひとりの男が討たれた。まむしと恐れられた斎藤道三である。国を滅しかねないものを集め、秘蔵した張本人だ。より正確を期すなら、道三とその父親である。道三の父親は美濃へわたり、異例の出世をとげる。無論のこと、その影には国を滅ぼしかねない凶器の存在があった。道三と法蓮房の親子二代の国盗りに、この凶器が暗躍する。いつしか、道三と法蓮房らは凶器のことをこう呼ぶようになった。国滅ぼし――と。

内容説明

法蓮房は国盗りの大望を秘めて美濃・土岐家内でのし上がる。二代はついに美濃国を奪取し、斎藤道三を名乗る。国盗りの大いなる武器「国滅ぼし」とは?その真実に行き着いた三代目の義龍の決断とは?従来の戦国史を根底から覆す瞠目の長編時代小説。第26回中山義秀文学賞、第9回日本歴史時代作家協会賞作品賞、W受賞。

著者等紹介

木下昌輝[キノシタマサキ]
1974年奈良県生まれ。2012年「宇喜多の捨て嫁」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。受賞作を含む『宇喜多の捨て嫁』で第152回直木賞候補。以後、直木賞候補に計3回なる。2015年舟橋聖一文学賞、2019年『絵金、闇を塗る』で野村胡堂文学賞、『天下一の軽口男』で大阪ほんま本大賞、2020年本作で中山義秀文学賞、日本歴史時代作家協会賞、2022年『孤剣の涯て』で本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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のり

48
戦国の世、国盗りの鍵となる「国滅ぼし」を秘策として温めて「土岐」家で着実に地位を固めてきた「法蓮房」。善とも悪ともなる秘を受け継いだ男こそが、梟雄と呼ばれる事になる蝮こと「斎藤道三」。豪胆と繊細を併せ持ち、内外の敵を捌く能力は父を超えるものだった。その積み重ねで心身を襲う影が…三代目「義龍」も道山に引けをとらない手腕を発揮する。この三人に使えた者の視点も面白い。道山からみての祖父の幼少期を含めての四代記である。2023/08/04

Atsushi Kobayashi

25
面白いですね。歴史小説というより、エンタテインメント寄りですが、これもあり。2023/04/26

鐵太郎

21
斎藤道三という戦国の梟雄を作り上げた彼の祖先・子孫の物語。一見すると三代とは、道三の父・松波庄五郎(長井新左衛門)と長井新九郎つまり斎藤道三、そして彼の息子である斎藤義龍の三人のように見えるのだけれど、実は新左衛門の父である松波高丸という人物がいて、という内容。どうも主題がブレているな。「国滅ぼし」という「なにか」を使って戦国の世を医する、あるいは制覇する事を目的としてのし上がったというのが中心を貫く主題なのだが、技術屋としてはそりゃ大げさだ、無理だ、嘘だろ、と思う所がいくつもあり、興醒めでした。うーむ。2024/02/01

タッキー

17
斎藤道三。有名な武将ですが、織田信長との関係で語られるくらいで、道三を中心にした本は読んだことがなく、興味が湧きました。斎藤道三を中心にその父と子の3代にわたるストーリー。と思いきや実は4代もの。史実とフィクションを組み合わせながらの構成は、この著者の得意とするところで、この本でもそれが如何なく発揮されていて、お見事でした。そしてなんといっても、この物語の見どころは貨幣。源太の妻のお景が、源太が戦場から帰って持ち帰る貨幣を巡るやり取りの変化に思わずニヤリ。最後のシーンも、戻ってきた感があって良かったです。2023/08/05

河内 タッキー

11
単行本が発売されたのは、たしか大河「麒麟がくる」の時期。その時読みたかったが文庫化され読む。内容は大河とは全く違っている。しかしめちゃくちゃ面白い。歴史上の人物を登場させているだけで、完全に新しい物語を創っている。天才的といいたいが、あとがきからわかるように人間的に苦心して作り上げた感じがして感服する。2023/05/20

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