出版社内容情報
『むすび橋』『星巡る』に続く、幕末の江戸・八丁堀で産婆をする結実の成長を描く、シリーズ第三作! 結婚・出産・育児・仕事……いまも昔も、女の人生は決断の連続。 旗本の嫡男との駆け落ちに失敗し、身籠っていた子を産んだその日に里子に出されてしまった蝋燭屋・守田屋の一人娘、静。静はその後、親の言うままに番頭と祝言と上げ、男子を出産する。喜ぶ家族をよそに、浮かない顔のまま赤ん坊の世話をする静が心配になった結実は、静にある女性と話をさせることにするが……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
37
「結実の産婆みならい帖」第三巻。当時のお産婆さんは、出産の後、母子を頻繁に見に行っていたんですね、大変です。肉体的な回復は勿論のこと、産後の母親の心にも寄り添う結実とすずの姿に感動しました。現在はまた自宅で出産する人が増えているそうですね。私の母(現在94歳)は自宅でお産婆さんを頼んで私を出産しました。それから65年経ってます、時代は巡ると言うことでしょうか。登場人物のこれからが知りたいです、続きの巻が出版されるのを楽しみに待ちたいです。2023/11/05
のびすけ
22
シリーズ第3弾。産婆さんの仕事は赤ん坊を取り上げるだけでなく、お産後の母子のフォローも大事な仕事。明け方までのお産に往診と、寝る時間も儘ならず、肉体的にも精神的にも精一杯の毎日。若い結実とすずの二人が、お互い支え合いながら産婆の仕事に向き合う姿に胸が熱くなる。産後の気鬱で苦しむお静さん。悩む結実に掛けた真砂の言葉、菊千代がお静さんに掛けた言葉がとても感動的だった。結実とすずを応援したくなるこのシリーズ、次巻も楽しみ!2022/12/30
りょう
7
見習いから一人前の産婆さんになって、一人で活躍してるユミさんのシリーズ。前巻で医者の源ちゃんと結婚して、同僚のすずちゃんも赤ちゃんが産まれて、大忙し。そんな中で親の気持ち、赤ちゃんのこと、家族のこと、続いて欲しいシリーズです。2022/11/16
すみっちょ
4
真砂の生い立ちがわかり、威厳のある姿に納得。真砂が歌舞伎を観に行くという絹の誘いを受け入れたことにホッとしました。今回も様々なお産があり、無事にお産が済むことの難しさやありがたさを実感。あとはやっぱり周りの人に恵まれているかどうかが大きいなと感じました。菊千代やおタケが登場して嬉しかったです。結実も、仕事も家庭も順風満帆なことばかりではないけれど、もう立派な産婆さんだと思いました。2025/02/23
keith
2
産婆シリーズ3作目。ある事情から産んだ赤ちゃんに笑いかけず名前も呼ぼうともしない静に対峙する菊千代姐さんが格好よすぎました。2024/02/15
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