朝日文庫 朝日時代小説文庫<br> わかれ―朝日文庫時代小説アンソロジー

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朝日文庫 朝日時代小説文庫
わかれ―朝日文庫時代小説アンソロジー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 248p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022650344
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

武士の身分を捨て、吉野桜を造った植木職人の悲話「染井の桜」、咎人に仕立てられた十市と年寄り猫・赤爺の友情「十市と赤」、花火の破片で失明し、婚約者に離縁された簪職人おりきの矜持「闇に咲く」など、傑作短編小説6編を収録。

内容説明

武士の身分を捨て、吉野桜を造った植木職人の悲話「染井の桜」、傷害事件の下手人に仕立てられた十市と老猫の友情「十市と赤」、花火の破片で失明し、婚約者からも離縁された簪職人おりきの矜持「闇に咲く」など。切なくて、胸に響く珠玉の6編。文庫オリジナル・セレクション。

著者等紹介

細谷正充[ホソヤマサミツ]
1963年埼玉県生まれ。文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

162
これだから細谷正充さん編のアンソロジーはやめられない。苦しくも切ない別れ・・女性作家6名による6編。どれも好い。親友との苦い別れ、病死した兄を慕う幼少の弟、侍を辞め染井吉野を造った植木職人の妻との死別、夫に見切りをつける妻、猫との別れ、結婚間近で失明したつまみ細工の簪職人・おりよのわかれ・・既読もあったがいいものは何度読んでも良い。「さよならだけが人生だ」は誰が言った言葉だったか・・齢を重ねて色んな『わかれ』を経験してきたが、これからは心が痛いのは小説だけだといいなぁ。2022/03/31

じいじ

88
目下、売り出し中の中堅女流書き手による時代小説アンソロジー。読み始めて間もなく、ノッピキならぬ野暮用で、読了が2・3日遅れてしまった。どれも好きな作家で愉しめた。【三途の川】の折口真喜子は初読み。筋書きはちょっぴりホラーぽいが、兄弟愛が丁寧に描かれていて、なかなか良かった。北原亞以子の【橋を渡って】は、今作のイチ押し。夫婦の駆け引きが面白かった。自身の浮気を棚に上げて、義弟の浮気を説教する主人公が可笑しかった。よくできた女房をもった亭主は幸せ者ですね。2022/05/13

しいたけ

87
「わかれ」をテーマにセレクトされた時代小説のアンソロジー。六編どれも素晴らしかった。別れに至るまでの物語には、当然のごとく別れた後の生き方が滲み出る。特に良かったものを書こうとして読み返し、またそれぞれの結末の妙に嵌ってしまった。西條奈加の猫が主役の短編『十市と赤』は、感動つづきの中休みかと読み始めたが、終盤に落涙。侮った私が馬鹿だった。2022/03/10

けやき

60
別れがテーマの時代小説アンソロジー。朝井まかての「ひってん」や折口真喜子の「三途の川」が好き。西條奈加の「十市と赤」を読んで、それが含まれている連作集「猫の傀儡」を読んでみたくなった。2022/03/13

のんちゃん

43
題名通り別れを扱った時代小説アンソロジー。編者の細谷氏も解説で「特に意識したわけではないが」全部女性作家作品になった、と言われている。時代小説は女性作家さん贔屓の私には、嬉しい一冊だった。底本を知らないとわからない様な人間関係の繋がりもなく、大変読みやすかった。特に西條奈加さんの猫ものがユニークで面白かった。また、北原亞以子さんには流石の筆力を感じたし、志川節子さん作品は底本を積んであるので、読む楽しみが増した。それぞれの作家さんを知るのにも良い一冊。2022/04/08

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