出版社内容情報
少しずつ記憶と食い違う現実、そしてある日私のかかとはプラスチックになった──。妻の「死」以来、作家・姫野伸昌の肉体はプラスチック化と脱落を繰り返す。読者を挑発する先の読めない展開、圧巻のノンストップ問題作1400枚超!!
内容説明
作家・姫野伸昌の身に奇妙な出来事が起きはじめたのは、妻の「死」以来だ。故人である親友からの着信、模様が変容する新幹線の座席…。奇異はついに肉体に及び、右足の踵を皮切りに姫野の身体はプラスチック化しては脱落を繰り返し始める。読者を挑発する超問題作、開幕!
著者等紹介
白石一文[シライシカズフミ]
1958年福岡県生まれ。作家。早稲田大学政治経済学部卒。2000年に『一瞬の光』で小説家としてデビュー。09年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で第22回山本周五郎賞、10年『ほかならぬ人へ』で第142回直木賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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