出版社内容情報
SNS上で人気のあった女性が殺される事件が発生。すぐにネット上には怪しいとされる男の名が拡散され、やがて逮捕されるに至った。水田佳は男の弁護人となるが、犯行を認める彼の言動に違和感を覚える。冤罪事件に挑む書き下ろしシリーズ第2弾。
内容説明
SNS上で人気のあった女性が殺される事件が発生。すぐにネット上には怪しいとされる男の名前が拡散され、やがて逮捕されるに至った。水田佳は男の弁護人となるが、犯行を認める彼の言動に違和感を覚え―。冤罪事件に挑む書き下ろしシリーズ第2弾。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年東京都生まれ。作家。83年「原島弁護士の処置」で、第22回オール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。88年『絆』で第41回日本推理作家協会賞、90年『土俵を走る殺意』で第11回吉川英治文学新人賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rosetta
24
★★★✩✩女性インフルエンサーが殺され近くに住む若い男性が逮捕される。男は罪を認めるが国選弁護人になった主人公は疑問を持つ。女性記者は雨の日に傘をくれた事から犯人の人間性に善を思う。弁護士と犯人は共に父親が殺人犯だと疑われていた。ネット上の情報に振り回され炎上させたがる野次馬達の悪意で不幸になる人達がいる。作者の言いたい事は理解できるがツッコミどころが満載なので説得力が低下するのが残念です。例えばこれは作者ではなくて編集の不手際だと思うが、カバー写真とあるがどう見てもイラスト。2021/06/18
ドットジェピー
4
面白かったです2021/06/01
早々
3
2021-025 図書館本。うーん。ネットの怖さも伝わらないし、真相も動機も弱い気がする。話のテンポは良くて、すぐに読めました^_^2021/02/21
けんたん
2
水田弁護士と谷垣麻子記者。若い二人が冤罪を晴らそうと東奔西走。それでも犯人として扱われている山路は一向に無罪を主張しない。ネットの罪と猖獗が合わさり頑な精神が出来上がってしまう。そんな塊を壊せるのは、それより硬い寄り添う気持ちなのかも。2022/03/14
てん
2
☆☆☆テンポよく進むので、読みやすい。SNSの怖さを感じるより、真相を明らかにしていく過程を楽しんだ。前巻とは違うパターンで面白かった。2021/05/16