朝日文庫 朝日時代小説文庫<br> 風のかたみ

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朝日文庫 朝日時代小説文庫
風のかたみ

  • 葉室 麟【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 朝日新聞出版(2020/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022649706
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

上意討ちにあった、豊後安見藩一門衆筆頭の佐野了禅。女医師である伊都子は目付方の密命を受け、佐野家の女人たちが暮らす白鷺屋敷に送り込まれた。しかし、そこでは不審な死を遂げる者が相次いで……。すさまじき女の執念に、切なさがこみ上げる時代小説。解説・冲方丁。

内容説明

上意討ちにあった、豊後安見藩一門衆筆頭の佐野了禅。女医師の伊都子は目付方のある密命を帯び、佐野家の女人たちが暮らす白鷺屋敷に送り込まれた。しかし、そこでは不審な死が相次ぎ…。武家ゆえの運命に抗う女の覚悟に、切なさがこみ上げる時代小説。

著者等紹介

葉室麟[ハムロリン]
1951年北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年『乾山晩愁』で第29回歴史文学賞を受賞し作家デビュー。07年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞、12年『蜩ノ記』で第146回直木賞、16年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞を受賞。17年12月23日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ふじさん

85
上意討ちにあった佐野家の女人は、事前に白鷺屋敷に移り住んでいた。そこに、目付方のある密命を帯びた女医師の伊都子が送り込まれた。そこで彼女が見たものは、武家ゆえの運命に翻弄され、抗うことが出来ず生きるに女たちの姿だった。誤解や不理解が渦巻き、誰が何を考え、どう生きようとしているのか分からず戸惑う人々、真実が見えず疑心暗鬼になる中で、次々と不審な死が相次ぎ、最後の結末を迎える。ミステリー性があり、女たちの葛藤が見え隠れする今までの葉室麟の作品とは一味違う作品。きぬや初の最後を考えると切なさが残る作品。2023/10/10

エピファネイア

84
葉室さんの作品としては異色作といえそう。武家の身分は高いけど死が身近にある。それは女も同様。上意討ちがあって男がいなくなった佐野家。当家の主の妻であったきぬと二人の息子の嫁である芳江と初。芳江の娘結。そして3人の女中、計7名が息をひそめる白鷺屋敷。この内の誰かが世継ぎを身ごもっているという噂があり、その真相を探るために屋敷に送り込まれた町医の伊都子。男は家名を守ることを第一に考えるが、女は命そのものを守ることを優先する。家は滅びても新しい命だけは守ろうとする女たちの戦いが始まる。女の強さが垣間見えた佳作。2022/03/12

Mori

11
葉室さんの作品を読むとき、碇となる存在を探してしまう。今作は、それが定まらず、戸惑いが続いた。しかし読了した今、あぁなるほどと晴々した心持ちになれた。2022/01/26

masayuki

10
上位討ちにあった武家の女たちのたたかいを描いた小説。幽閉された屋敷という狭い空間の中で、知恵と心理戦の戦いが繰り広げられる。読んでいて息苦しくなるほどだが、命を守るという点で、それは男が到底及ぶことがない戦いである。葉室麟という作家の幅の広さを感じた。2021/01/22

ちえちゃん

9
上意討ちのあとに残された女の生き残る為の戦い。男の戦場と違い館の中で静かに強かに行われる。嫁ぐ事も生きる事もさえも自由にならない女の強さも見たけど哀しさも見た。ちょっとサスペンスドラマみたいだったなぁ〜😅2021/06/27

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