出版社内容情報
成功の果てにある地獄じみた世界、奇跡のような輝き、静かな悲哀── 映画は、いつも私たちに思いもかけぬものを届ける。朝日新聞で15年続いた、映画評からはじまる名エッセイ二分冊のうちの一冊。1999~2007年までの前半90篇を収載。
内容説明
映画評から始まるエッセイ集・前編。『父親たちの星条旗』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ロスト・イン・トランスレーション』などの作品に何を思い、読み取ったのか、独自の深い解釈と思索を端正な文章で綴る。読めば映画が観たくなること必至。
目次
確かな世界の確かな人々―『あの娘と自転車に乗って』
哀しみが霧のように覆っている―『シックス・センス』
陽光を手のひらで掬う―『ナビィの恋』
輝くばかりの幸福感に包まれて―『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』
悲劇的な「魂の遍歴」―『アメリカン・ヒストリーX』
アルトマンの老練さ―『クッキー・フォーチュン』
彼が世界を見捨てるとき―『グリーンマイル』
出口なし―『アメリカン・ビューティー』
少女たちは扉を開ける―『ショー・ミー・ラヴ』
教室にざわめきが戻るまで―『あの子を探して』〔ほか〕
著者等紹介
沢木耕太郎[サワキコウタロウ]
1947年東京生まれ。作家。79年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、82年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、85年『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞、93年『深夜特急』三部作でJTB紀行文学賞、2006年に『凍』で講談社ノンフィクション賞、14年に『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コットン
DEE
まさ☆( ^ω^ )♬
Inzaghico (Etsuko Oshita)
水の都