出版社内容情報
外食チェーン店の人事部に勤める倉本は本人役で会社のCMに出る予定が大失態をおかす。そこから「テレビに出たかった」気持ちが爆発、芸能事務所に入り野望に突き進む一方で、ひとり娘のエリカの身辺も何やら怪しく……松尾スズキが描くサラリーマンアドベンチャー。
内容説明
ただただ、画面に映りたい。公共の電波に乗りたい。誰にも知られずに目立ちたい。普通に生きてきた43歳のサラリーマン倉本恭一に突如めばえたこの衝動、ここから途方もない冒険が始まる!著者初の新聞連載、10年ぶりの長篇小説。このチャンスを逃したら一生後悔する一生面白みのない男で終わる。松尾スズキが描く、サラリーマンアドベンチャー!
著者等紹介
松尾スズキ[マツオスズキ]
1962年福岡県生まれ。演出家、脚本家、俳優、作家、映画監督。88年に劇団「大人計画」を旗揚げし、97年『ファンキー!宇宙は見える所までしかない』で第41回岸田國士戯曲賞を、2001年ミュージカル『キレイ―神様と待ち合わせした女』で第38回ゴールデンアロー賞・演劇賞を受賞。また、04年には初の長編映画監督作『恋の門』がベネチア国際映画祭に正式出品。同年初の長篇小説『宗教が往く』を刊行。06年小説『クワイエットルームにようこそ』が第134回芥川賞候補作となり、08年には、映画『東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン』で第31回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞、10年小説『老人賭博』で第142回芥川賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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