出版社内容情報
恩人を殺した仇"黒き炎" を一度は追いつめたケイン。しかし、反撃を受けた上に、軍警A・Tの急襲で重傷を負ってしまう。そして手負いとなったケインが知ったのは、さらに大きな黒幕の存在だった……。『装甲騎兵ボトムズ』外伝。
内容説明
アグの街でやっと対決の機会を得た“黒き炎”は、底知れぬパワーと威圧感を有していた。復讐の念に身を焦がしながらも金縛りにあって動けぬ俺に、軍警のA・Tどもが襲いかかる。辛うじて救出されたものの、ベルゼルガは手ひどい打撃を蒙り、重傷を負った俺が知ったのは、“黒き炎”を操るクリス・カーツと異能結社の恐るべき謎だった。名作アニメ『装甲騎兵ボトムズ』のインサイド・ストーリーがついに復活!幡池裕行氏の挿画も完全収録!!
著者等紹介
はままさのり[ハママサノリ]
1963年生まれ。脚本家、作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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緋莢
18
宿敵である“黒き炎(シャドウ・フレア)”と対面するも、<人知を超越した…そう、神の領域に迫るほどの>威圧感に 襲われるケイン。重傷を負いながらも脱出するが…ハードな展開が続く中で、ケインと“ファニー・デビル(陽気な悪魔)”の リングネームを持つ少女・ロニーのやり取りが、少し救いになっています(決して甘くは無いんですが) “黒き炎(シャドウ・フレア)”の正体や、その目的が明らかになり、最後の対決まで 一気にいけます。パイルバンカー、カッコいいよね2021/11/04
niz001
5
第一部完。やっぱりベルゼルガとパイルバンカーはカッケーなぁ、もう。2017/06/07
VAVA
3
青の騎士の復讐譚。どこまでも黒き炎を追うケイン・マクドガル。機体を改修しまくって活路を見いだすのがボトムズ乗りっぽくてよかった。アグの街のコーヒーも苦い。2017/09/30
コウみん
2
とても苦い内容だった。 元々、作品があんな憂鬱な内容がほとんどだったが、この作品は何かハードボイルドさがあったと思う。 また同じ作品があるので、読んでみたいと思っている。2017/10/19
ohion
2
とても熱い、カッコいい物語でした。読んでいて、あれ?おかしくないっと矛盾を感じるところも多々あるけど、勢いと熱さで読み進む。復讐譚が最後には大きな風呂敷を敷いちゃったり、こんな激情的でよくいきのびたなーと思うけど、30年前に読んだ本を復刻で楽しむのもいいもんでした。2017/06/22




