朝日文庫<br> 終わりと始まり

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朝日文庫
終わりと始まり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022647856
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

【文学/日本文学評論随筆その他】移動する文化人として、さまざまな土地を訪れ深い思索を積み重ねてきた作家がつづる、感動、怒り、戸惑い、落胆、祈り──。3.11の大震災と福島原発事故を経て、少数者の居場所、民主主義の多数決の欺瞞などを問う、明晰で情のある名コラム。

内容説明

土地や戦争の名はどのようにつけられるのか。ミュージカル映画「キャバレー」の一場面で、その老人はなぜ歌わないのか。3・11の大震災と福島原発事故を経て、少数者の居場所、子供を産ませない社会などを問う、明晰で情のある名コラム48本。

目次

ギャップ・イヤー
イラク戦争の後始末
言葉の生活感
空中の視点とエコロジー
多文化の実現とウレシパ
三千人のダンサー
上から降る言葉
デジタル化で失ったもの
普天間移転問題の打開案
勝利の快感と天才の誘惑〔ほか〕

著者等紹介

池澤夏樹[イケザワナツキ]
1945年北海道生まれ。作家、詩人。88年「スティル・ライフ」で芥川賞、93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎賞、94年『楽しい終末』で伊藤整文学賞、2000年『花を運ぶ妹』で毎日出版文化賞、『すばらしい新世界』で芸術選奨文部科学大臣賞、04年『静かな大地』で親鸞賞、05年『パレオマニア』で桑原武夫学芸賞、10年『池澤夏樹=個人編集世界文学全集』で毎日出版文化賞、10年度朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

292
池澤夏樹氏による時事コラム。本書に収められているのは、2009年4月4日~2013年3月5日まで。折に触れてさまざまな事柄に言及しているが、柱になりそうなのはフクシマ、ミナマタ、オキナワ。これらは、それぞれが個々の問題であることもまた確かだが、同時にその本質においては深く通底するものがある。すなわち、政府、官僚、産業界(それらの全てとまでは言わないが)による、民衆の軽視がそれである。しかも、さらに問題なのは、彼らにはそれらを担う能力が根本的に欠如していることだ。虚偽に虚偽を重ねた結果が現在の姿なのである。2016/10/28

KAZOO

97
池澤さんが2010年から13年にかけて書かれたコラムです。エッセイとコラムの違いを最後に述べられていますが池澤さんがその時々に感じられたことをかなり批判的に言われているのでこれはコラムなのでしょう。やはり作家さんのこのような時評(高村薫さんのもそうですが)というのはわかりやすく説得力があるように感じられます。また他の方よりも本の紹介が多いのもそのようなことなのでしょう。とくに原発関連や水俣病関連のものが多いと思いました。2023/08/02

優希

55
3.11の時事コラム。明晰な見解で描かれています。災害にあった場所はカタカナ表記になっていきますが、今後増えないと良いと思います。2021/05/16

James Hayashi

36
震災前後の時事コラム。沖縄、福島、水俣など深くではないが、それらの問題が我々の生きる社会で起こっていることを考えさせられる。/中国の一人っ子政策により社会は劇的に変わる。従兄弟や従姉妹が無い。文学でもそのような家族はなくなる。/福島第一の事故では人々の生活を奪い、北方四島以上の地域を国民から奪ってしまった。/東電とチッソの責任回避。著者の深い知識と取り上げられたいくつかの本に非常に興味を覚えた。2018/04/07

ちえ

31
池澤夏樹氏の言葉、文章が好きだ。2009年4月〜2013年3月に新聞に月一で掲載されたコラムとのこと。アメリカでオバマ大統領が生まれ、日本では政権交代があり、東日本大震災が起こり、高揚感、言葉に出来ないショック、恐れ、読みながらその頃の日本の自分自身の事を思い出す。今、その頃と比較しても良くなっているとは思えない事に、また痛みと悲しみを覚えた。2023/09/24

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