内容説明
連載当時は誰も注目していなかった日露戦争。その経緯を紐解くことで、作家は“日本人の精神性”を描き出そうとした。だが、歴史になる前の出来事を書く苦しみを味わうことになる。それを乗り越え「事実」を踏まえた「小説」を生み出そうとした、独自の工夫と試みに迫る。
目次
子規と秋山兄弟の青春
講演再録 松山の子規、東京の漱石
子規と秋山兄弟の選択
日露戦争前夜の主役たち
子規を慰めた陸羯南シスターズ―『ひとびとの跫音』の世界
ブックガイド―『坂の上の雲』と読む司馬遼太郎作品
インタビュー―私と司馬さん
感想・レビュー
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