内容説明
水戸家徳川斉脩の正室・峰姫は、国元で暮らす側室の子・虎松の暗殺を裏柳生に依頼した。しかしその時、閑職ゆえに家臣に嘲笑される御刀番の黒木兵庫が立ちはだかった。斉脩の庇護を得るため、父子を偽り虎松と江戸を目指す道中に襲いくる裏柳生に、一子相伝の無双流が煌めく!
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年北海道生まれ。脚本家、作家。テレビドラマ「特捜最前線」で脚本家デビュー。以後、刑事ドラマ、時代劇を中心に、監督、脚本家として多くの作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
38
御刀番黒木兵庫シリーズ1巻「無双流逃亡剣 」水戸から江戸へ水戸家徳川斉脩の側室の子虎松を江戸に住まいする斉脩のもとへ送り届ける御刀番黒木兵庫、江戸入りを阻止しよとする裏柳生一之組から四之組との闘いの物語。闘いの連続場面ばかりが印象に残る痛快活劇小説次巻を楽しみに。2013/12/25
あかんべ
3
これまで人を斬ったことはあったのか?ためらいもなく、バッサリいくね、賊だから?後は役目だから?刀係だから斬った後の刀を気にするのはわかるが、人に思いは馳せないのか、おかげでスピーディーな展開だがちょっと物足りない。2013/12/18
ホンダワラ金造
1
設定はいい。一子相伝「無双流」もいい。ただ、単純すぎるストーリー、意外性やもっと役者が欲しい。これってホントに藤井邦夫の新作なのかな、若書きの旧作の再発売じゃないのかな?。2013/12/01