出版社内容情報
気がついたら、結婚しないまま36歳になっていたイマドキ(?)草食系男子の進藤陽一は父親に勧められるままにお見合いの席へ。そこで出会った3人の女性、すみれ、彩子、カトリーヌ。それぞれに問題を抱える彼らのお見合いは、果たしてうまくいくのか!?
内容説明
恋の気配すらない息子・陽一に業を煮やし、親同士のお見合いセミナーに参加した父・恵。3人の女性たちとの“出会い”を演出するも…。次々と飲み友化していく彼らは果たして結婚までたどりつくのか?4年後を描いた書き下ろし短編「ハンドベル」を文庫化にあたり収録。
著者等紹介
山本幸久[ヤマモトユキヒサ]
1966年東京都生まれ。中央大学文学部史学科卒。2003年「アカコとヒトミと」(のちに『笑う招き猫』に改題)で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユザキ部長
83
読んだつもりが読み残してた山本幸久本。まぁ元気そうなバァちゃん達。バァちゃんと孫娘とハンドベルと八王子って山本幸久本ならではだね。他にもあるか?2019/08/28
chimako
82
ハードカバーで読了。またまた親の婚活話かと思ったら、メインは1人の男性と3人の女性+なかなか可愛い小学生女子。お仕事小説のテイストも入れつつ、妙齢の女性の心理や恋愛や結婚には前向きではない男性を上手く描いている。美術館の辺りから「これは仕組まれてるな」と思いつつも楽しい読書だった。絵の修復という地味な仕事にスポットライトを当てたのはさすが。それにしても結婚ってこんなに大変なのかなぁ。2019/09/06
佐々陽太朗(K.Tsubota)
75
一番の問題は進藤陽一が思い寄する人が誰かということだろう。3回読み返したがやはり確信するまでに至らなかった。外資系キャリアウーマン円山すみれ、バンドをやっているメアリー・スチュアート・マターソンに似の(?)大船彩子、ハーフの元モデルで現マネージャーの双葉カトリーヌ、いったい誰なんだ? 私の勘であるがカトリーヌは外していいように思う。残るはすみれか彩子。素直に読めば彩子というのが順当なところだろう。しかし私とすればここはすみれであって欲しい。なにせ花言葉が”謙遜””誠実”極めつけが”小さな幸せ”なのだから。2013/02/16
takaC
67
単行本で味わった肩透かし感を解消できるかと期待したがオマケの「ハンドベル」まで読んでもダメでした。叩き売りで買って正解。:P2014/03/31
したっぱ店員
48
未婚の子供たちを操り出会いを画策する伯母や親たちの張り切りぶりが、ちょっとトホホ・・ながら面白い。そんなターゲットにされた女子たちも、それぞれの日々はこの著者らしく、きちんと仕事してる感が伝わり魅力的。このくらいの年代で、仕事とかのしがらみのない友達が複数できるのっていいなあ。このままの関係なのかな?と思いきや、やはりカップルは誕生するのか~。個人的には誰とも付き合うに至らなくてもよかったかなあとも思う。2014/01/27
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