内容説明
人のぬくもりは哀しい―原節子、勝新太郎、三木のり平、杉村春子、有吉佐和子…そして愛おしき妻杏子。俳優として時代を駆け抜けた著者が、過ぎ去りし日々の、忘れがたき粋な男たち・女たちとの熱き思い出を、艶やかに軽妙な筆致で綴った名エッセイ集第2弾。
目次
想えば遠し、勝新太郎
一度ぐらいはデートしたかった杉村春子
思いはいまだ慕る原節子
「さよなら」も言わずに、芦田伸介
不世出の役者、三木のり平
「夫婦善哉」のプロデューサー佐藤一郎
宰相に寝取られた女
異国の夜の物語
箱根逍遙
湯の宿の一夜〔ほか〕
著者等紹介
森繁久彌[モリシゲヒサヤ]
1913年大阪府生まれ。俳優。日本俳優連合理事長。東宝劇団、古川緑波一座、満州新京放送局などを経て、戦後、コメディアンとして認められる。47年『女優』の端役で映画デビュー、50年『腰抜け二刀流』で初主演。その後、『三等重役』『夫婦善哉』『警察日記』『駅前旅館』などで俳優としての地位と名声を確立。ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』のテヴィエ役など、舞台・TVでも活躍。『知床旅情』などのヒット曲もある。1991年、文化勲章を受章。2009年11月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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