朝日文庫<br> 街道をゆく〈38〉オホーツク街道 (新装版)

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朝日文庫
街道をゆく〈38〉オホーツク街道 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 436,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022644923
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0193

内容説明

日本人の先祖の一派で、5~10世紀に北海道を拠点に活躍したオホーツク人。幻の海洋民族の痕跡をたずね、著者は稚内、枝幸、常呂、網走などを歩いた。少年時代からの考古学ファンで、さらに雄大な北海道考古学の世界に魅せらせる。「雪の季節に北海道に行ってみたかった」という一行そのままに、ゴム長姿で雪を蹴散らし、地元に溶け込んでいく。

目次

縄文の世
モヨロの浦
札幌の三日
北天の古民族
韃靼の宴
遙かなる人々
アイヌ語学の先人たち
マンモスハンター
研究者たち
木霊のなかで:樺太からきた人々
宝としての辺境
花発けば
ウィルタの思想
コマイ
アイヌ語という川
遠い先祖たち
チャシ
貝同士の会話
雪のなかで
声問橋
宗谷
泉靖一
林蔵と伝十郎
大岬
大海難
黄金の川
佐藤隆広係長
紋別まで
森の中の村
小清水で
町中のアザラシ
斜里町
斜里の丘
流氷
旅の終わり

著者等紹介

司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
1923年、大阪府生まれ。大阪外事専門学校(現・大阪大学外国語学部)蒙古科卒業。60年、『梟の城』で直木賞受賞。75年、芸術院恩賜賞受賞。93年、文化勲章受章。96年、死去。主な作品に『国盗り物語』(菊池寛賞)、『世に棲む日日』(吉川英治文学賞)、『ひとびとの跫音』(読売文学賞)、『韃靼疾風録』(大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

23
○訪れたことはありますが、歴史的な部分は何も知らなかったので楽しみながら読めました。マンモスハンター、研究者たち、林蔵と伝十郎、大海難、黄金の川、小清水でが良かったです。2022/03/28

さつき

15
ムック本『司馬遼太郎の街道をゆく2』を見てオホーツク人の存在を知り、本編も読んでみたくなり手に取りました。北海道オホーツク海沿いに住み海の恵みに寄って生きた狩猟採集民で、アイヌ文化に先行し影響を与えただろうとのこと。極寒の地で竪穴式住居で暮らしていたのかとまずはそこで驚いでしまいました。が、様々な食料をもたらしてくれるオホーツク海があり、狩猟採集をする人にとっては生きやすい場所だったとのこと。他にも山靼貿易の話し、江戸時代の樺太探検の話し、昭和14年のソ連船遭難事件など興味深いエピソードが多かったです。2015/12/05

CTC

14
09年朝日文庫新版刊、初出は92年4〜12月の週刊朝日連載。“オホーツク街道”の巻。「私はズボンのすそをたくしあげて、毛脛をみせた」。半島の人々やモンゴル人は「脛に毛がない人が多い」のだそうで。当巻は1冊を通して、我々の体毛のルーツになっているかもしれないアイヌの人々について想いを巡らしている。特に印象的なのは、アイヌと密接な関わりがあるとされるオホーツク人の遺跡(モヨロ貝塚)を発見した米村喜男衛氏ら研究者たち。登呂遺跡発掘で敗戦直後のひとびとに「しずかな勇気をあたえた」後藤守一氏やその教え子たちなど。2018/05/22

時代

13
オホーツクをゆく。歴史というよりは、考古学的な観点からアイヌ、オホーツク人はどこから来たのかを考える。正直興味が湧かずで手強かった△2019/03/15

mahiro

13
北海道人のくせに若い頃の私の古代は奈良や出雲で北海道には遺跡が無くてつまらないと思っていた。オホーツク文化に興味を持ったのはいい歳になってからだが、司馬氏の旅はオホーツク文化の遺跡を巡りながら郷土史家や少数民族の老婦人と出会い語り合い、日本人の成り立ちやアジア全体に想いを馳せる。司馬氏のロマンチストぶりの溢れる一冊だった。北海道の大地にはまだ豊かな遺跡が眠っているのだなあ。 2015/09/16

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