朝日文庫<br> 街道をゆく〈2〉韓のくに紀行 (新装版)

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朝日文庫
街道をゆく〈2〉韓のくに紀行 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022644411
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0193

内容説明

「私が韓国にゆきたいと思ったのは、十代のおわりごろからである」―宿願をはたすため、いまだ“日帝支配三十六年”の傷口の乾かぬなかをゆく。素朴な農村をたどって加羅・新羅・百済の故地を訪ね、「韓」と「倭」の原型に触れようとする旅は、海峡をはさんだ両国の民が、はるかいにしえから分かちがたく交わってきたことを確認する旅でもあった。

目次

加羅の旅(韓国へ;釜山の倭館;倭城と倭館 ほか)
新羅の旅(首露王陵;新羅国;慶州仏国寺 ほか)
百済の旅(大邱のマッサージ師;賄賂について;洛東江のほとり ほか)

著者等紹介

司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
1923年、大阪府生まれ。大阪外事専門学校(現・大阪外国語大学)蒙古科卒業。60年、『梟の城』で直木賞受賞。75年、芸術院恩賜賞受賞。93年、文化勲章受章。96年、死去。主な作品に『国盗り物語』(菊池寛賞)、『世に棲む日日』(吉川英治文学賞)、『ひとびとの跫音』(読売文学賞)、『韃靼疾風録』(大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

288
『街道をゆく』の海外篇も、かなり読み進めてきて、後はもう『耽羅紀行』と『ニューヨーク散歩』を残すばかりになった。さて、この『韓のくに紀行』だが、篇中でも司馬遼太郎が最もリラックスして書いているように思える。司馬にとって、韓国が(あるいは朝鮮半島が)長年にわたって関心を持ち続けた地であったことや、地理的な近さから旅の負荷が小さかったことなどもあるのかもしれない。司馬が韓国に向かったのは1971年のこと。この時の彼の関心は、もっぱら韓国の田舎にあったようだ。しかも、それは特定の名所や旧跡ではなく、普通の田舎⇒2026/04/01

KAZOO

88
「街道をゆく」の2巻目で何度目かの再読です。韓国に行ってそこのいわゆる観光地ではなく日本に比較的ゆかりのあるところを歩いています。かなり時がたっているので今とは異なる韓国の日本人に対する感情などがよくわかります。ただ司馬さんはかなり韓国に対しての思いれがあるようで読んでいてかなり参考にはなりました。2026/05/30

molysk

65
1971年に韓国へ渡り、加羅・新羅・百済の足跡を中心に朝鮮史をたどる。朝鮮と日本の歴史が対比される。共に中国から律令国家の仕組みを取り入れたが、日本では武士の勃興で朝廷が実権を失ったのに対して、朝鮮は近代にいたるまで王朝による中央集権型の官僚制を保った。武装農民である武士は地に足のついた文化をはぐくみ、儒教による倫理が支配する文化とは大いに異なる発展を遂げたとする。朴正煕政権下の韓国はいまだ貧しく、農村部では韓のくにの原型をとどめていたようだ。現地の人との会話に、日本支配の生々しい傷跡が垣間見える。2023/07/26

さつき

64
先に『砂鉄のみち』を読み、司馬さんの朝鮮半島への熱い思い入れを知り興味を持ちました。今まで何となく避けていた巻でしたが、色々驚きの連続で面白かったです。旅の途中で出会う強烈な人物や出来事に、不愉快を感じるどころか、どうしてそうなってしまうのかあくまで理解しようとする司馬さんの意志に感服します。秀吉の朝鮮出兵で降伏し、以後朝鮮側に付き戦った沙也可という武将の物語は特に印象的でした。2018/07/29

kawa

50
日韓大騒ぎの時期に読了。長い歴史から見ると中国が親、朝鮮が兄、日本は弟ということか。そういう意味で言うと、明治の時代の日本の朝鮮に対する様々なおせっかいは、お品の悪い行動と兄は見ていたのだろう。兄のげんこつに、弟が飛び蹴りで返した今の図。親もあてにできないのだから、ほとぼりを覚ますしかない。売らんかなマスコミが騒ぎすぎ、それが不幸だ。2019/08/04

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