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朝日文庫
「節度の経済学」の時代―階層化社会に抗して

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022643667
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

内容説明

「市場原理主義」の危険性に警鐘を鳴らし続けてきた著者による経済コラム集。「所得格差」の拡大が大きな社会問題となっている今、小泉構造改革の危うさを問い、日本本来のモノづくりの大切さを語る。今日的な視点による文庫版あとがきをあらたに収録した、現代日本社会への具体的な提言集。

目次

市場競争至上主義を超えて(『エンデの遺言』に寄せて―「地域通貨」の深い意味;到来した「高度失業化社会」とは何か ほか)
住民自治の原点―神戸復興(阪神大震災被災者の人権が侵されている;復元に値する街づくりを―地域社会を支える共同と自治の精神 ほか)
「食の安全」を求めて(日本型停滞の構造と農業再生;自給権なしに望めない「食の安全」;新たな「農的価値」を求めて―参加、連帯、協同の「共生セクター」を)
政治のあり方を問う(「小泉構造改革」は私たちをどこへ導くか;官僚のあり方を厳しく問う―前近代的組織こそ「大蔵汚染」の根源 ほか)
「匠の時代」ふたたび(日本はモノづくりを軽んじるな―資源を海外に頼り前途に不安はないか;揺らぐ日本型自営業の基盤―「自己資本中心経営」を支援する新制度を;KSD事件の深い罪を問う―前向きで投資できぬ中小企業の「危機」;「匠の時代」ふたたび)

著者等紹介

内橋克人[ウチハシカツト]
1932年、神戸市生まれ。一貫して人間中心の「新たな経済」のあり方を説き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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植木になりたい

2
景気をよくするため、国が豊かになるためと安直に目指される方向性と国民の幸福が必ずしも直結していない気がしてもやもやすることが多かったのですがこの本を読んでやっぱり理想の国家成長の形は別にあったんだと腑に落ちました。著者の色々な新聞投稿文、講演を纏めたものなので内容の重複は多く、神戸の震災の頃に書かれたものなので時事問題が昔の話ですが、悲しいことに未だに内容が古くならないです。2014/06/03

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