朝日選書<br> 抑留を生きる力―シベリア捕虜の内面世界

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朝日選書
抑留を生きる力―シベリア捕虜の内面世界

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  • サイズ 46判/ページ数 226p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022631176
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0320

出版社内容情報

飢え、酷寒、重労働という「三重苦」に耐え、シベリア捕虜たちが生き抜いた強さはどこから生まれたのか。残された絵画、俳句・川柳・短歌のほか沿海地方などの楽劇団の活動から、苦難の体験を「生きる力」に変えた芸術表現や精神性をたどる。

内容説明

飢え、酷寒、重労働という「三重苦」に耐え、シベリア捕虜たちが生き抜いた強さはどこから生まれたのか。彼らが残した絵画、俳句・川柳・短歌、コムソモリスク、沿海地方、ライチハ、チタ、カラガンダなどで数多く生まれた捕虜楽劇団の活動から、苦難の体験を「生きる力」に変えた芸術表現と精神性をたどる。回想記・手紙・ロシア紙など史料のほか聞き取り、フィールドワークから彼らの内面世界を描く。登場するのは名曲「異国の丘」でも知られる作曲家・吉田正、栗原照夫(後のスマイリー小原)、黒柳守綱、山本幡男、田中猛、蜂谷彌三郎、阿彦哲郎、「ハバロフスク日本人墓地の墓守り」として知られる吉田明男ほか、香月泰男、横山操、佐藤清らの絵画、木内信夫のイラスト画なども紹介。南信四郎、戸泉米子といった通訳たちの奮闘や、著者に送られた外国発のメールから調査し判明した元満鉄調査マン・原田道治の数奇な運命と交流についても描く。

目次

シベリア抑留を理解する8つのポイント
第1部 収容所の文化活動(「異国の丘」誕生話;楽・劇団の登場 ほか)
第2部 日本人とロシア人の交流(ロシア語と通訳たち;名通訳の南信四郎と戸泉米子 ほか)
第3部 望郷、一時帰国か永住か(ハバロフスクに生きて―吉田明男と田中猛;二つの愛、二つの祖国―蜂谷彌三郎 ほか)
第4部 資料ゼロから始めて(あるソ連帰化者―ロシア紙記事から;ある満鉄調査マン―外国発メールから)
運動史―要求から記憶の伝承へ

著者等紹介

富田武[トミタタケシ]
1945年、福島県生まれ。シベリア抑留研究会代表世話人、成蹊大学名誉教授。東京大学法学部卒業、同大学院社会学研究科博士課程満期退学。予備校講師、大学非常勤講師などを経て成蹊大学法学部教授、同法学部長などを務める。専門はロシア・ソ連政治史、日ソ関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kana

6
タイトルとは少しミスマッチな内容に感じたけど、読み物としては興味深かった。捕虜になってスパイ疑惑を避けるために3年間全く喋らなかった男性が、帰国する船では「思う存分喋るぞ!」と喋り倒して同室の人たちを辟易させたのには笑った。2022/09/11

としき

2
この時期になると戦争に関係する報道やイベントが増え、13年間シベリアで捕虜生活を経験した亡き父のことを思い出す。昨年もこの時期にシベリア抑留関係の展示会に足を運んだ。その過酷の状況は想像を絶するものだった。ただ、この本からその過酷な状況下でも劇や歌・絵・和歌を通してロシアの軍人や地元の女性とも交流があり、それが生きる力になったことを知り、少し救われる思いがした。後日談だが、父も同胞の短歌を体に張り付け、最終引き揚げ船に乗ったと聞いた。父は厳しい環境下で何を生きる糧にしていたのか?ちょと知りたいと思った。2022/07/27

Go Extreme

1
シベリア抑留を理解する8つのポイント 収容所の文化活動: 「異国の丘」誕生話 楽・劇団の登場 絵画は宣伝の道具か 俳句・川柳と短歌 日本人とロシア人の交流: ロシア語と通訳たち 名通訳の南信四郎と戸泉米子 コムソモリスク墓参と交流 アムール州墓参と交流 望郷、一時帰国か永住か: ハバロフスクに生きて―吉田明男と田中猛 二つの愛、二つの祖国―蜂谷彌三郎 祖国で暮らし異郷へ 資料ゼロから始めて: あるソ連帰化者―ロシア紙記事から ある満鉄調査マン―外国発メールから 運動史―要求から記憶の伝承へ2022/07/12

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