朝日選書<br> 新自由主義にゆがむ公共政策―生活者のための政治とは何か

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朝日選書
新自由主義にゆがむ公共政策―生活者のための政治とは何か

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  • サイズ 46判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022631039
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0330

出版社内容情報

7年8カ月の長期にわたる安倍政治とは何だったのか? 新自由主義、市場原理主義の名のもとに、公共政策はどう変質していったのか。官僚機構はいかに劣化したのか。行政学の大御所が冷静な視点で日本政治の諸課題を検証する。

内容説明

この国の政治思考の特徴として、「大状況思考」と「小状況思考」の分裂が挙げられると著者は言う。憲法「改正」、一大政界スキャンダルといった大状況に、野党、マスメディア、市民は敏感に反応する。だが、すぐに平穏を取り戻す。一方、種子法廃止、水道法改正など小状況から政治の構造や政策の指向性を問うことはまれだ。政治は、一見小さくみえる「改革」を積み上げながら市民の生活を脅かしてきた。だからこそ、日々の生活に密着する政策や行動に関心を注ぐべきだろう。政治や政策の「公共性」の実像が鮮明になって初めて、新しい政治の選択肢を描くことができる。小泉政権、第一次・第二次安倍政権、菅政権に至る「政と官」の関係をたどりながら、新自由主義にブレーキをかけ、生活者が政治を取り戻すための方策、野党や自治体に問われる思考と行動について提言する。

目次

序章 失われる「公共空間」への思考
第1章 公共政策の「公共性」と政治・行政システム
第2章 教育と市民性の省察
第3章 市民と生活保障
第4章 「居住の権利」をないがしろにする新自由主義
第5章 「生活は政治である」―その政治化をいかに具体化するか
終章 政治・行政システムの分節化

著者等紹介

新藤宗幸[シンドウムネユキ]
1946年、神奈川県生まれ。千葉大学名誉教授。中央大学大学院法学研究科修士課程修了。専攻は行政学。東京市政調査会研究員、立教大学法学部教授、千葉大学法経学部教授、後藤・安田記念東京都市研究所理事長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ブルーツ・リー

3
新自由主義に対する批判というか、小泉構造改革以降の政権。特に、新自由主義色が強いと言われる安倍元首相に対する批判が主だった。 実際に安倍首相と新自由主義に親和性が高いのは事実なのだろうが、だからと言って、新自由主義の批判の名の元に、安倍首相がやる事を全て否定するのはフェアではないとは思った。 内容として、確かに労働環境に居る人は苦しい思いをしている訳で、その辺りに規制緩和を入れてしまうと、労働者が苦しむよ!という主張だけは最もだと思ったけれど。 なんでもかんでも小さな政府の問題にするのは違うのでは?2023/07/12

カモメ

2
現在の政治システムは集権的で閉鎖的であり「忖度」が行われ公文書の管理も杜撰。原子力規制委員会に見られるように専門性が欠如している。新自由主義に基づき、学区の自由化により競争原理が導入されたことで学力テストが目的化したりいじめの隠蔽が生まれると指摘する。学習指導要領解説の問題は、教師に対して中立性を求めながら家族愛、愛国心といったイデオロギー色が強いことであると思う。また、安倍政権は公共事業に力を入れていたが地域主導ではなく持続的な経済発展を促すものでは無かった。市民の異議申立て制度の創立が重要だとする。2021/03/28

awe

2
もう少し抑制的な文章を期待していただけに、少し残念。とはいえ文体の「左翼っぽさ」が鼻につくだけで、書かれている内容は至極真っ当かつ勉強になるものばかりだったので満足ではあった。本書は、安保体制、秘密法の制定、政治家のスキャンダルなどの「大状況」には国民は注目するが、種子法や水道法の問題など国民の生活に密着した「小状況」の問題が注目されていないという問題意識から始まる。そして、そうした国民の生活が新自由主義に侵されているというのが趣旨である。2021/02/14

河村祐介

1
うーん、第二次安倍政権批判が前傾化して、タイトルと若干内容が乖離してしまっているので、タイトルで買ってしまった自分には微妙というか…… このタイトルで有れば国鉄解体からもちろん第二次安倍政権批判もありつつ維新行政などなど、その新自由主義政治の類型みたいなの想像するよねという感じで。 第二次安倍政権の功罪史みたいな方が相当しいというか。2021/02/19

ヤスキ

0
少し難しかった。しかし政治や行政に無関心ではいられない。2021/01/26

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