朝日選書<br> 96歳 元海軍兵の「遺言」

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朝日選書
96歳 元海軍兵の「遺言」

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022630674
  • NDC分類 916
  • Cコード C0336

出版社内容情報

【社会科学/社会】「命令通りの作業をやるしかない」「偉い人は失敗の責任をとりません」……もしかしたら、最後の証言になるのではないか。戦後70年を経て、戦争体験者が世を去るなか、元海軍兵のリアルな記憶。「戦争にイエスかノーか、あとは自分で決めてください」

瀧本邦慶[タキモトクニヨシ]
著・文・その他

内容説明

もしかしたら、これが“最後”の遺言になるのではないか―。戦後70年を経て、戦争体験者がつぎつぎと世を去るなか、真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、トラック島大空襲を生き延びた1人の元海軍兵が語り残したリアルな記憶。「命令どおりの作業をいのちがけでやるだけ」「かならず下っぱが見殺しにされる」「きれいな言葉にだまされたらあかん」…。瀧本氏の講演を聞いたものから「左まき」「こいつの言っていることは、聞くだけ無駄」などと非難され、「家族に迷惑をかけることになる」と、一時は、語り部中止宣言も。それでも再度立ち上がり、命を削り、絞り吐き出した言葉たち。「戦争にイエスかノーか、あとは自分で決めてください」最後の咆哮。

目次

第1章 1939年、下っぱ海軍兵
第2章 1941年、真珠湾
第3章 1942年、ミッドウェー
第4章 国にだまされた
第5章 わたしの子ども時代
第6章 復員―そして戦後へ
第7章 老兵の遺言
終章 国は、青年のいのちを求める

著者等紹介

瀧本邦慶[タキモトクニヨシ]
1921(大正10)年、香川県桑山村(現三豊市)生まれ。39(昭和14)年に17歳で佐世保海兵団へ志願入団し、空母「飛龍」の乗組員となる。艦上機の整備兵として41年12月の真珠湾攻撃や42年6月のミッドウェー海戦に従軍し、トラック諸島で敗戦をむかえた。最終階級は上等整備兵曹(下士官)。46年に復員・帰郷。53年ごろに大阪に転居し、おもに不動産業をいとなんだ。2008年、語り部活動をはじめる。「戦争の生きのこりとして戦場の生き地獄ぶりをつたえたい」という思いから小中高校を精力的にまわっている。剣道・居合道ともに7段

下地毅[シモジツヨシ]
新聞記者。1971年、沖縄県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒、97年朝日新聞社入社。これまでの赴任地は福島、滋賀、大阪、鳥取、京都、福井。2016年9月から大阪社会部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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真香@ゆるゆるペース

64
戦争。二度としてはならないし、百害あって一利なしという気持ちは持っていたけど、やはり未経験だからかどこか遠い感覚で… でも、元海軍兵の著者のにわかには信じがたい凄まじい経験を知り、平和ボケしてる自分がとても恥ずかしくなった。当事者が命を削って発する「遺言」、私達若い世代がしかと受け止めなければならない。語り部の講演動画を拝見すると、血管切れるんじゃ…と思わず心配になる勢いで話されていて鬼気迫るものがあるけど、普段はよく笑う好々爺だそう。かなりご高齢だけど、貴重な生き証人としてこれからもお元気でいて欲しい。2018/11/01

小太郎

16
真珠湾、ミッドウエィー作戦の貴重な生き残りである瀧本邦慶さんの現場を体験した兵士にしか語れない貴重な話が満載でした。大東亜戦争関係は読んでる方だと思っていたが、ミッドウエィーの南雲、草鹿、大石、源田の連名で「本日敵機動隊出撃ノ算ナシ」と信号命令があったのは初耳でした。いかに当時の軍上層部が無能だったのかよく分かります。とても貴重な証言だと思います。ただ後半朝日新聞などの誤った自虐史観的展開は少し残念でした。2019/04/08

ukmsblue

8
体験した人の語りはやはり重いものがある。「上のものは責任を取らない」。戦争があらゆる人の人生を変えてしまう。殺し、殺される世界が再びやってきたとき、私はNoと言えるのか・・・。2018/02/27

まゆみなり

6
私の母方の祖父も戦争で亡くなりました。南方、フィリピンのルソン島付近の海で。遺骨はもちろん無くて、、。子供の頃からそのことを聞かされていたからか、私にとってかつての戦争は理不尽なものであり、どうして祖父は海の藻屑となったのか、納得できなくて、当時のことについてのいろいろな本を読んできました。瀧本さんのお話しは話し言葉だからか、ものすごくわかりやすく、特にミッドウェーでのことは、なるほど!と思いました。「あそこで降参するべきやった」2018/09/20

まろんKK

5
戦争を知る人がどんどん少なくなってしまうが、戦争の真実/事実を伝え、知るのは喫緊の課題だ。その意味で滝本氏のお話しは貴重。ただやたらと自虐史観にもっていこうとするメディアは問題だと思う。今のメディアを見てると、真実を伝える事ができるのか全く疑問、まるで大本営と同じに見える。一般の雰囲気に迎合していて、危険だと思うけど。2018/11/20

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