出版社内容情報
【哲学心理学宗教/心理】自己表現を非主張的、攻撃的、アサーティブに分けて自分を伝えるための技術として考えられがちなアサーションだが、「伝える技術」の先にあるその心とは──アサーションを導入・普及した著者が語る、アサーションという生き方。
内容説明
自他尊重のコミュニケーションであるアサーションは、自己表現を非主張的、攻撃的、アサーティヴに分けて、よりよいコミュニケーションをめざす。家族、職場、友人関係などでひろく有効な方法として取り入れられている。だが、アサーションを「上手な断り方」とか「イエスと言わせる方法」などと誤解する人もいる。それはアサーションをただ技術としてとらえ、その意味をふかく理解していないために生じる。アサーションは技術だけでなく、相手とどのような関係性をもつかという生き方の問題なのだ。日本にアサーションを導入し普及させた著者が、入門編だけでなく「もう一歩ふかく知りたい」という読者に向けて書き下ろしたアサーションの意味と背景と歴史。
目次
第1部 アサーションとは(コミュニケーション・スタイルとして;あらためてアサーションとは)
第2部 アサーションの知恵(アサーションを支える人権;考え方の違いを受けとめる;感情はアサーションの鍵;アサーティヴなやり取りのポイント)
著者等紹介
平木典子[ヒラキノリコ]
1936年中国東北部(旧満州)生まれ。1959年津田塾大学英文学科卒業。1964年ミネソタ大学大学院修了。教育心理学修士。日本女子大学教授などを経て、現在、統合的心理療法研究所(IPI)所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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